昨年、閉店した名古屋のフクイサイクルさん。フクイサイクルさんは一時、自社工房を持ってオリジナルフレームを製作していたのを覚えて見える方も多いでしょう。

そのフクイサイクルさんがアドニスブランドの最高を目指して1983年に作られた完成車をご紹介します。

s-DSC_1044
↑フォーククラウン上部には「ADONIS」の文字とカンパ50周年記念部品のマークが彫られています。これは1983年に発売されたカンパ50周年記念部品を見てフクイサイクルさんの当時の社長が「この最高の部品をアッセンブルした最高の展示用車両を作ろう」と思ったことが始まりだからなのだそうです。
それにしてもカンパ50周年記念部品のマークを、そのままコピーして刻印するのは今だったら問題になったかも?(笑)

s-DSC_1117 (2)
↑ホーククラウンの内側には穴の開いた補強板。

s-DSC_1053
↑ヘッドラグ上下はメッキ仕上げ。

s-DSC_1047
↑上部のひげは細く長く削られています。

s-DSC_1116 (2)

s-DSC_1061
↑↑、↑BBラグはチネリ。ワイヤーリードはカンパで当時のオーソドックスな作りですね。チェンステーブリッジには補強が入っているのがわかります。

s-DSC_1050
↑シートラグまわり。シートステーの上部に「ADONIS」の刻印が入ります。

s-DSC_1105

s-DSC_1069
↑↑、↑エンドはカンパのショートエンドでした。

s-DSC_1059
↑ボトル台座にも補強板がロウ付けされています。

s-DSC_1049
↑シートステイブリッジはチネリのA型と思われ補強板を介してロウ付けされています。上部にはアドニスマークの刻印があります。

s-DSC_1065 (2)

s-DSC_1063
↑↑、↑縦パイプ上部に貼られたアドニスマーク、下部にはコロンバスステッカー。

さてフレームの各部を見てきました。当時の最高級素材、コロンバスパイプにカンパ エンド、チネリのフレーム小物・・・工作は80年代前半、当時の「全部乗せ」と言って良いと思います。

ただ、たしかに丁寧には作られていると思いますが細かな作り(ロウの回り具合、仕上げなど)は少々荒いところが散見されるといったところでしょうか?

※つづく