9月6日は台風の影響か風は強かったものの晴れたのでサイクリングに行きました。今回のテーマ?()は豊川放水路河口部右岸の遺跡巡り。

s-20200906_101529
↑平井稲荷山貝塚から更に豊川放水路右岸をさかのぼると国道一号線に交わる直前に菟足神社貝塚(うたりじんじゃ)があります。その神社境内から南側の私有地に広がるのが菟足神社貝塚です。前回、ご報告した平井稲荷山貝塚とともに早くから知られていた縄文時代(出土する遺物は縄文早期から晩期、弥生、古墳時代にわたるとのこと)の貝塚です。

s-20200906_102118(0)
↑ハマグリ、シジミなどの貝殻が散らばっています。左は・・・残念ながら縄文土器ではなさそうです()

s-20200906_102310
↑神社境内に隣接する空き地にも貝殻が散らばっています。ついつい縄文土器片を探してしまう・・・けど最近は見つかりませんね(笑)

s-20200906_105535
↑菟足神社から西にある「柏木の浜、白須賀の渡し」跡。奥に見える高架道路は小坂井バイパス。現在は豊川放水路の堤防近くになりますが、その昔は豊川の河口にあたり対岸の豊橋市牟呂町坂津寺あたりからの渡し船の発着所だったのがこのあたりなのだそうです(時代によって位置は多少変わったと思われます)

s-20200906_105445
↑先ほど、ご紹介した菟足神社の祭神、菟上足尼命(うなかみすくねのみこと)は、この地から上陸されたそうです。その後、穂の国の国造(くにのみやつっこ)として治績を挙げられたので亡くなったあと、ここに祀られたのち現在の菟足神社に祀られるようになったそうです。事実かどうかは、「ともかく豊川河口を行き来する渡し船「志香須賀の渡し」がこの辺りにあったのは間違いないようです。

※つづく