知人からブレーキワイヤー交換の依頼で預かった深谷産業さんの70年代ロードレーサー。点検してみると気になるところがたくさん。結局、オーバーホールさせてもらうことにしました。
↑↑、↑まず気になったのはヘッドのゴロゴロとした感触。分解してみると汚れてはいるもののグリスは入っていました。
↑↑、↑しかしベアリングの位置で玉受けに打痕が出来ています。(ヘッドはハブやBBのようにぐるぐる回るわけではないので、こういったトラブルが多い)まだ軽症のようでしたのでワンを抜いて少し位置を変えてセット、これでベアリングの位置、ワンの位置を少しづつずらしてゴロゴロ感を減らす作戦です。幸い打痕はまだ軽症でしたので、これでだいぶスムーズに回るようになりました。
↑回りの重いリヤハブをばらしてみます。「やっぱり」グリスがほとんどありません。
↑↑、↑分解して点検、幸い虫食いはほとんど見受けられませんでした。
↑綺麗にクリーニングして高精度ベアリングと交換しグリスアップ。ちなみにこのベアリング、ベアリングメーカー社員のサイクリストを通じて購入した物。彼曰く「デュラエースのベアリングより高精度のはず」、「自転車にはもったいないぐらいのレベルのベアリングなんだけどな」とのこと。
↑↑、↑前輪ハブは比較的、滑らかに回りましたが後輪の様子を見て念のため、ばらしてみれば、ほぼ同様の様子。こちらもクリーニングしてグリスアップ。
↑ハブのグリスアップがすんだら振れのチェック、修正。幸いそれほど振れはありませんでした。
さてホイールが終了すれば・・・
あとベアリングはBBとペダルか・・・この分だとクリーニングしてグリスアップしておいた方が良いでしょう。
※次回に続く。
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