少し前に「三ヶ根山の飛行機エンジンその1」で三ヶ根山スカイラインの比島観音の
前にある三菱製の瑞星エンジンをご紹介しました。
前にある三菱製の瑞星エンジンをご紹介しました。
今回は同じく三ヶ根山スカイラインですが西の方にある殉国七士廟近くに置かれた
飛行機のエンジンを探しに行きます。
飛行機のエンジンを探しに行きます。

殉国七士廟近くを歩いて探していると・・・ありました。
このエンジンは渥美半島沖の海中で網にかかり引き上げたものだそうです。
このエンジン以前はB―29のものとされていましたが詳しく調査した人たちの
話により三菱開発番号A18A型エンジンであるとわかっています。
エンジン形式は空冷複列星型18気筒です。

こちらはプロペラはなく、また更に腐食がひどい感じがしました。
搭載されていた機体は三菱四式重爆撃機 飛龍(キ67)とのことでした。

プロペラはありません。
上部はプロペラシャフト減速ギヤ、下部の凹凸の付いた2段のプレートはバルブを
駆動するプッシュロッドを作動させるカムプレートと思われます。

シリンダー上部のロッカーアームカバーの様子。

シリンダーにはプッシュロッドとの干渉を避ける為の凹みが作られているのが
わかります。

ロッカーアームカバーがなくロッカーアーム及びバルブスプリングが見えています。

バルブスプリング。

シリンダー内部、ピストンが腐食してコンロッド上端がもう少しで見えそうです。
※三ヶ根山の飛行機エンジン 2基終わり。