(その1からの続き)


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「(第1)清崎トンネル」から南下していくと、順調に「第2清崎トンネル」につきます。
道はしっかりしていますので、ここまでなら自動車でも来る事が出来るでしょう。
「第2清崎トンネル」の内部は、両側入口から流れ込んだ土砂でが
完全に覆われていますが反対側まで歩く事が出来ます。
先に田峰駅側から崩落しているのを確認していますので自転車は、ここに置いて行きます。


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「清崎第2トンネル」の南側を内部から見た様子です。
両側の入口から土砂がトンネル内部に流れ込んでいます。


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同じく「清崎第2トンネル」の南側を外から見たところです。
外側で大きく崩れていて内部から見る様子より、かなりひどいことになっています。
崩落、樹木の繁茂で、もう少し時間がたてば出入り出来なくなりそうな勢いです。
2月初めで、この様子ですから春以降に、ここを訪ねるのは、かなり厳しいでしょう。

この部分は対岸の国道からも見る事が出来ます。


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清崎第2トンネルの南に、この区間、北から一番目の鉄橋があります。
ここは、平均台よろしく渡っていくのは怖いのですが、
幸い山側から迂回していく事が出来ます。


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鉄橋の横をよく見ると、こんな銘板がありました。
「大阪鉄工所 昭和5年」の文字が読めます。
これと同じ銘板が他の鉄橋でも見られました。
この区間は昭和何年に開通したんでしたっけ?
大阪鉄工所って、大阪の会社ですよね(多分)
それにしても、この鉄橋、地元、中京地区の製造ではなく大阪製だったんですね。


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この区間、北から二番目の鉄橋です。
小さな鉄橋ですが谷が深く立派な石垣が組まれています。
ここも山側から迂回できますので、こんな画像が取れました。
帰りは思い切って橋を渡ってみましたが、結構、高いので怖かった(笑)


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第3清崎トンネルの北側です。
かなり長いトンネルですが(田口線3番目?)内部は、まっすぐなので
反対側の入口が見えています。
実は、ここまで、来る事が出来るとは考えていなかったのでライトを自転車に
おいてきてしまいました。
恐る恐る、地面を足で探って入っていきます。


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第3清崎トンネル北側は土砂に覆われた第2トンネルなどと違って
当時の様子が良く残っています。
画像では判りにくいかも知れませんが枕木があった痕跡が残っています。


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第3清崎トンネルの南側です。
トンネル中央から南側は一部、崩落している所があります。
ライト無し、単独でここまで来るのは正直、かなり怖かったです(笑)
まあ、ライトがあっても一人では怖かったでしょうね。

(ここに限らず、危険箇所が多いので十分注意してくださいね)


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第3清崎トンネルを出ると、すぐに北から三番目の鉄橋があります。
ここは山側から迂回するのは難しいと思います。
思い切って橋を渡って先に進みます(谷も深くかなり怖いです)。

ちなみに長い橋と短い橋では鋼材のサイズが違っていました。
手のひらで測ると、広い方で幅20センチぐらいです。


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まもなく崩落現場に着きました。
この画像は、カメラを斜めにして撮ったのではありません。
水平に構えて撮った画像です。
右の大きな木を見てください。
崩落して長いのか、木が生えていた地盤ごと崩落してきたのでしょうか。
もしかして、廃線直前に崩落した場所というのは、ここなのでしょうか?

ここを渡る事が出来れば田峰駅側に抜ける事が出来ますが
今回は自転車がありますから、あきらめて国道に戻ります。
国道に戻り南下して前回走れなかった次のポイントに向かいます。


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さて、田峰駅跡から一気に南下してきました。

三河海老駅と玖老瀬駅の間に小さな「三河大石駅」があったそうです。
現在の、大石バス停の、このあたりでしょうか?

ここから少し北側の旧街道?には「大石停留所道」と彫られた道標があります。
それと関連していると思われる道標が画像の左端に見えます。
この道標には(山寺三十三箇所霊場?)と(昭和四年)の文字が読み取れました
「大石停留所道」とは田口線の駅を表しているのでしょうか?


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玖老瀬駅のあった玖老瀬の街を南に抜けると大栗平のバス停があります。
このバス停の左側が線路跡になります。
画像奥で線路跡が県道の下をくぐっていきます。
ここから線路跡を更に南下していきます。


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県道を、くぐると築堤があります。さらに進むと、こんな深い切り通しがありました。
廃線後40年もたち、また、こんなに急な切り通しですが落石はほとんど
見られないほどしっかりしています。


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麹坂トンネルの北側にたどり着きました。
以前、確認した反対側は厳重に封鎖されていましたが、
こちら側は、なぜか通行止めの「トラ柵」一つありません。
南側は、しっかりフェンスなどで封鎖されているのを確認していますので
通るのをあきらめました。
(フェンスを人間は通れても自転車を通せないかもしれないので)


今回の田口線レポートはこれまでです。
実際には、鳳来寺駅より南も少しだけ調べましたが中途半端になってしまいますので
次回、大草地区周辺から有名な橋柱周辺まで調べて第3弾として、ご報告するつもりです。