暑いですねぇ!
みなさん、走ってますか?

今日も暑かったのですがトレーニングを兼ねて少しだけですが走りに行ってきました。
帰りに国道259号線のバイパス工事の進捗状況と古墳の様子を見てきました。

※BSモールトン自体の話は近日、アップ予定になっています。
 今回は古墳の話ばかりです。
 BSモールトンのネタを期待された方、あしからず。


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これがトレーニングの帰りに立ち寄った
愛知県豊橋市老津町(おいつちょう)の妙見古墳です。

国道259号線、「沖田信号交差点」を背に撮影しています。
自宅から4~5㌔の所にある古墳なのですが、つい10年ほど前まで、
ここが古墳だとは知りませんでした。
紙田川の河岸段丘に作られており同じような地形も周辺にある為(あった)気が付かなかったのです。
また、この古墳について書いた資料も最近まで目にしたことはなく、
古墳周辺にも、まったく案内板はありません。
私ですら、そうなのですから?、多分、地元の人にも、ほとんど知られていないと思います。

そんな古墳ですが・・・資料を調べてみると、この妙見古墳(みょうけんこふん)、
豊橋市では2番目の大きさを持つ古墳なのだそうです。
前方後円墳で全長約49m、横穴式石室を持ち6世紀中頃から後半ぐらいの古墳と
推定されているようです。
ちなみに、すぐ近くには大刀が出土した宮脇1号墳、今下神明社古墳などもあります。


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先ほどの場所から少々北に移動して西側から東側に向いて撮影しています。
国道259号線のバイパス工事が進められています。

手前側が古墳の前方部、右側が後円部になっています。

地形的には、かつて古墳のすぐ周辺まで湿地あるいは波打際だったと思われます。
(紙田川の河口部)
近世に入り干拓などで周辺は田んぼなどになっています。


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前方部、ギリギリをかすめて道路工事が行われています。
いずれにしても工事で古墳が破壊されずに、ほっとしました。

そういえば工事の際、古墳周辺から濠とか埴輪、吹き石などは確認されなかったのかなぁ。

古墳の左側に見えるのは豊橋市立老津小学校の建物でしょうか?



せっかくですから古墳の墳丘上の様子をアップしておきます。
これ以降の画像は2008年2月に撮影したものになります。


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前方部から後円部を見たところ。
後円部がかなり高く見えますが・・・どうやら前方部が削られて低くなっているせいもあるようです。

前方部は中世?か近世?の墓地として使われています(性格には過去、使われていた?)
撮影している背後には土葬墓の盛り土が、数ヶ所確認できます。
(土葬墓、そのものだけで墓石、卒塔婆などは見られない)


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先ほどの画像にも写っていた、この石造物は何かご存知ですか?

この上には土葬する棺桶を埋葬前に仮置きするのです。
(ここから近い母親の実家の墓地にも同じ物があります)


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そしてこちらの上には花や供物などを置きます。
豊橋市内でも20年ほど前までは一部、土葬が行われており、これらが使われていたようですが
近年では、さすがに使われることはなく敷地の隅などに片付けられている所がほとんどのようです。
(地震で倒れたり子供が乗ったりすると危険な為)


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墓地として使われていた頃、に立てられたと思われる石仏。

最初に、ここを見つけた時は、お盆、直後だったにもかかわらず、
お墓ともに花も供えられておらず近年は、お参りする人もない様子でした。


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後円部に登ったところ。
資料では横穴式石室だそうですが横穴は確認できませんでした。

かつては地元の人が内部に入って遊んでいたということですが現在は天井石が崩れ
画像のように石室部分が陥没しているようです。

かつて人が入っていたぐらいですから盗掘され自由に出入りできたと言うことでしょう。
そのせいか、ここからの出土物については情報がありません。
(測量図は見た事があります)


ここ老津町(おいつ)は近世以前から大津(おおつ)と呼ばれ港があったそうですから
海運交通も含めた周辺の支配者の墓として海浜部に作られたのかもしれません。

(ここに限らず田原市、豊橋市、御津町周辺の河口付近には比較的大きな古墳が点在します)