TOM(トーエイオーナーズミーティング)に参加しながら信州、十ヶ所の峠を
登ってきました。
(TOMは岐阜県高山市の開催なのに、なぜか信州の峠ばかり・・・)

今回は、いよいよ最後のレポートです。


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刈谷原峠方面(北から見たところ)
さて、稲倉峠を越えて北に下り国道143号線に出る直前、西に向かい刈谷原の
集落(刈谷原宿)から刈谷原峠への山道を探します。
今度は南に峠を越える道を探します。

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古い地形図によれば昔は、刈谷原の集落(刈谷原宿)の南のはずれからこの道を峠に
登っていたようです。
現在は砂防ダムが出来ており通行は不可能でした。
しかし、すぐ東に舗装道路(しばらくは舗装)が整備されており刈谷原峠に
登っていく事が出来ます。

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峠への道は古道とは関連があるのかないのか判りませんが
(もちろん、それほど大きく離れてはいないはずですが)
車が通れるほどの道幅が確保された道が続いています。

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ところどころに馬頭観世音などが立っています。
これも昔からの位置なのか道路整備の際に位置が変わっているのか?

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刈谷原峠(920m)に到着。
峠は広場になっていました。そのわけは・・・

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なるほど、現在、広場になっているのは信仰と物流の道として多いに賑わい茶店が
3軒もあった為なのですね。
この峠の賑わいも明治時代に現在の国道143号線が、この地の西に開通したことによって
寂れてしまったようです。

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案内板にあった井戸を探してみました。
こんな峠で水が沸いたのでしょうか?それとも雨水を貯めていたのでしょうか?

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広場で拾い集めた陶器片。
かつて茶店で使われていたものでしょう。

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刈谷原峠から南の松本市街地方面。
この画像を撮った直後、オフロードバイクが登ってきました。
情報を交換したいと思ったのですが彼は峠には思い入れはないようで、
そのまま下っていってしまいました。
彼がふもとから登って来たとすれば南側の道も問題ないと思われます。

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刈谷原峠から南に下って行く途中にあった馬頭観世音など。
南側の道の方が更に新しく手が入っているように感じられましたが、画像のように
馬頭観世音などが集められていることからも間違いないようです。
道は急傾斜の浮石(砂利)で走りにくかった場所がある程度で、しっかりとしていました。

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ふもとに近づくと分岐。
おりてきたのは画像右の細道(刈谷原峠)。
画像を撮っている背中側が松本市外になります。
ここから西(左)に第三の峠、馬飼峠とあります。
GPSナビで見ると峠までの距離は、1キロ程度。
もちろん、登りたいのですが・・・すでに14時近く。
これから豊橋市まで連休で渋滞している可能性もある道を250キロ程度走らなければなりません。
峠遊びも三日目ですし昨夜はTOMで夜更かしし・・・
馬飼峠は、再訪することとしました。

TOM参加に、からめた信州十峠はこれで終わりにすることにしました。
今回、三日間で登った峠
①坂中峠(817m)  ②白坂峠(581m)  ③三本松峠(612m)  ④古海峠(727m)
⑤野尻坂峠(666m)  ⑥灯篭木峠(1014m)   ⑦富倉峠(681m)  ⑧涌井峠(650m) 
⑨稲倉峠(1048m)  ⑩刈谷原峠(920m)
もともとスタート地点の標高がそれなりに高いので獲得標高(計測していませんが)も、
それほどではないでしょうし自転車での走行距離もたいしたことはありませんが・・・
三日間で自動車で移動した距離は1174㌔にもなっていました。
今は燃料代や有料道路代の請求が怖い(爆)