田原市の芦ヶ池からスタート。
目的地は、あの山を越えた更に先の山。
まずは正面のあの山を越えていきます。
未舗装ながら、しっかりした道が超えています。
(峠の名前は不明)
これは今年の元旦、南側の「越戸の大山」から見た目的地。
山腹に、かすかに見えるのが目的地、泉福寺です。
当初は山頂に上る予定でしたが同行者が渥美郷土資料館を見学したいとのことで
時間がなくなってしまいました。(山頂は、また次の機会に)
※渥美半島、田原市の歴史に興味ある方は、ぜひ渥美郷土資料館に立ち寄りましょう。
無料で展示が見られますし「渥美半島の文化財」というパンフレットもいただけます。
国道259号線側から渥美郷土資料館に立ち寄り、いよいよ泉福寺に向かう山道です。
未舗装のうえ、なかなかの斜度がありますからロードレーサー系などでは無理ですね。
なお、かつては石段で登っていたようで江戸時代の石段(265段)があるそうです。
泉福寺に到着。
743年に開山と言われる泉福寺。
2代将軍、徳川秀忠も鷹狩りの際、宿泊したと言う古刹です。
残念なことに昭和37年の火災により古い本堂、庫裏などは消失してしまい
現在の建物は新しいものです。
本堂前の山中にある小さなお堂。
うしろに直立した岩があり四隅に柱が立てられています。
ここが信仰の対象になった、もともとの場所か?・・・
泉福寺周辺には鎌倉、室町時代頃の中世墳墓遺跡もあります。
(現状では、何もわからず)
それでは、山道を登ってみましょう。
駐車場の奥が登山口で入り口はとても狭かったものの、
その後は意外に道幅が広くなっていました。
地形図にも実線で書かれていますから現在は入り口を狭く
ハイキングコースにしているものの以前はクルマが入れる道だったのかもしれません。
(いずれにしてもたいした距離ではありませんが)
ほとんど踏み後もないルートに入り「月見堂跡」に立ち寄ってみました。
泉福寺の祠があったのでしょうか?
現在はTV?アンテナが残っていました。
月見堂跡からの景色。
中央に見えるのは神島ですね。
ここからは道も狭くなり傾斜もきつくなります。
ここまでは。かつて何とか車が入れたのかもしれません?
見晴岩に到着。
その名の通り素晴らしい景色が開けました。
やや奥に見える赤白の煙突が渥美火力発電所、その奥には篠島、日間賀島、
そして知多半島が見えています。
先ほども月見堂跡から見た神島。
右側の山の上の建物が伊良湖ビューホテル(伊良湖岬側)、神島の奥には
三重県が見えています。
南側には元旦に登った渥美半島、最高峰の大山が見えます。
ここからハイキングコースが続いているそうですが・・・大変そう(笑)
帰りは三河湾沿いの古道の峠を抜けるルートを選んでみました。
現在は国道259号線が通っているので地元の人以外は全然知らない道でしょう。
江比間町の泉港東側の山中を抜ける旧田原街道の小峠、百々坂(どうどうざか)です。
画像は東側から西に見たところで峠の向こうには泉港周辺の三河湾が見えています。