↑今回のモールトン修理で問題だったのはホイール。純正のホイールのリムに亀裂が入っていたり、へこんでいたりして前後とも使えず。結局、ホイールは新たに組みなおすことにしました。
↑前回も書きましたが、もともとは14インチのWO規格。しかし良いものが見つからず、結局、規格が違うものの外径がほぼ近い16インチのHE規格で組みなおしました。タイヤはシュワルベのマラソン レーサー、チューブもシュワルベを組み合わせています。面倒だったのは適切なスポークがなく長いものを切断、ねじ切りしなければならなかったこと。
↑見つかったリムはアラヤのアルミ製。穴数は28Hでした。その為、ハブも28Hが必要でした。しかし、純正は回りも悪く重い鉄製で使う気にはなりません。また、コストの兼ね合いで、なかなか適当なものが見つかりません。というのは28Hですと安物はほとんどなくロード用、ピスト用の(高性能ですが)もともと、高価格の物がほとんどなのです。
リヤ用はサンツアー シュパーブプロが手持ちにありました。これのシャフトを入れ替えて使用。オーバーロックナットやスペーサー類も入れ替えてフレームエンド幅やチェーンラインを調整しています。
↑フロントは、手持ちもなく、なかなか見つかりませんでした。ところが偶然買ったジャンク品ロードレーサーの前輪が28Hで三信プロエムが付いていたのでこれを使うことにしました。ただし、これもロード用ですしモールトン ミニのフロントエンド幅は100ミリではなかったので改造が必要でした。改造内容はシャフトをピストの小判型シャフト(次の画像を見てください。)に交換、オーバーロックナットも厚みを変えてエンド幅に合わせています。固定ナットもピスト用の高価なもの。ベアリングは新品に変えてグリスアップしています。
↑シャフトを見ていただいて、小判型シャフトというのが、お分かりになるでしょうか?前後ハブともフレームのエンド溝幅に合わせてピストレーサーに使われる小判型シャフトに入れ替えています。ちなみにシングルフリーはシマノSF-MX30で16Tになります。このシングルフリーはいわゆる薄歯なので、これもシマノのロードチェーンを組み合わせています。
※つづく
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