以前は量産メーカー(最盛期には年間30万台近くを生産していたとも)として知られていた愛知県小牧市のツノダ自転車㈱、現在は工場跡の立地を活かして物流倉庫会社となっているそうです。
今回は、そのツノダの名前の入った展示用小径自転車をご紹介します。
この自転車、私はサイクルショーを伝える雑誌の記事で見た記憶がありバックナンバーを調べてみました。
↑すると、だいたい年代は記憶のとおりで1976年6月号のサイクルスポーツ誌で見つけました。
親子と思われる人が乗ったとても良い写真なのですが念の為、顔は写さないでおきましょう。
(サイスポさん、勝手に資料に使わせていただいてます)
↑自転車部分をアップしてみましょう。今回のサンプルは赤色ですが雑誌では黄色と青色が写っています。このページには何も書かれていませんが他のページに下記のように取り上げられていました。
ツノダ・TUリトル(試作車)
「ゆかいなミクロサイクル」というメーカーのキャッチフレーズがピッタリする超小型自転車。その小ささはカラーのタイトルページを見てもらえればわかるだろう。「ショー展示の為に試作した物で販売する意思はない」とメーカーの人は言っていたが、こんなかわいい自転車、キミも欲しいよね!
なお、編集部では試乗を試みましたが、残念、成功しませんでした!
とあります。
文面から見ると、1976年のサイクルショーの時点では市販予定はなかったようです。ただ、現在でもサイクルショップ店頭やネットオークションで稀に目にすることがあります。しかし販売されたという確証は今のところ得られていません。
(販売されたという情報をお持ちの方が見えましたらご教授ください)
それらから勝手に推測すると・・・76年のショーに出品したところ意外に反響が大きかった、とは言え実用にもならずブレーキもない(子供が乗ったら坂道で危険)こんな自転車を販売するわけにはいかない。といったところで大手自転車販売店の販売促進用ディスプレーとして配る為、少量が生産され出回った。といったところでしょうか?
※詳細は次回にて。
コメント
コメント一覧 (4)
TUリトル号の件ですが、サイクルスポーツ1978年8月号の150ページに、「ゆかいに乗ろう!気ままな週末」と題した販売広告が掲載されています。
三興輪業株式会社から、現金価格 ¥22,000で販売されていました。
TUリトル号の他には、一輪車、四輪自転車、だるま型自転車も掲載されています。
ご参考になれば、幸いです。
corsa2003
がしました
corsa2003
がしました
油挿して動く様にしたぜよ
但し tunoda マークではなく bigぜよ
大人が乗る自転車にしてはつらすぎるぜよ
corsa2003
がしました