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↑ツノダ リトルのヘッドマークはステッカーですね。

T.U」の文字があります・・・
我々、世代は60年代~、テレビCMで流れていた「ツン、ツン、ツノダのティー ユー号」のコマーシャルソングを口ずさんでしまいます()

フレームにも白地に黒色の「TUNODA」の文字がありますが、これは「その1」のサイクルショーの時とは違うステッカーですね。

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↑左側面から見たところ。保存状態は良くフルオリジナルだと思われます。
その1のサイクルショーの画像では青色と黄色がありましたが・・・黄色は友人の手元にあります。
青色は造られたかどうかは未確認です。(ネットなどで青色を見た記憶がありません)

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↑駆動系。クランクに「SR」の文字があります。SRといえばサカエですが、このチェンホイールは専用品でしょうか?
まあ、それほど数が出たモデルとは思えないので子供用自転車などからの流用品でしょう。
しまった、歯数を数え忘れました()

チェーンはイズミ、リヤシングルフリーはシマノ製、ペダルは三ヶ島製でした。
パーツ類にも当時の国産メーカーの名前が出てくることに嬉しさを感じます。

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↑サドルは革サドルを模したものですが、もちろん革製ではなくビニール製。
画像では見にくいのですがサイドに「ツノダの自転車」と文字が入っています。

これも、もちろん、子供用自転車からの流用と思われます。
残念ながらメーカー名は不明です。

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↑タイヤには「INOUE」の文字がありますから現在のイノアックブランド、井上タイヤでしょう。
もちろんソリッドゴムで空気は入っていません。
これは・・・コスト的にも台車用か何かからホイールごと流用していると考えていますが、前輪はともかく後ろのホイールにはフリーが付いています。
ばらしたことはありませんが何らかの細工をしてフリーを付けているのか、それとも、これも子供車からの流用なのでしょうか。

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↑ステム、ハンドル、シートポストにはメーカーを特定できるような文字は残念ながら見つけられませんでした

 

今回のサンプルは正式な自転車?ではありませんでしたが日本の自転車産業がまだ元気だった頃だから生み出されたものなのでしょう。

そう考えて現在の日本の自転車産業を考えると複雑な気持ちにもさせられます。

 

ちなみに、この自転車、結局、私の手を離れ豊橋市内の自転車好きが集まるカフェにディスプレーとして飾られています。
そのカフェはモールトン&ブロンプトン オーナーの美人ママが経営していますが・・・
週に4日(月、火、金、土)、営業時間も9時から14時30分と短いですし大通りに面しているわけでもないので知っている方は、なかなか通な方でしょう?(笑)