コルサの毎日がヒルクライム

2010年02月

最近、珍しく少々、忙しい・・・
(まあ、別にたいしたことをしているわけではありませんが)

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なにか、テンション上がるような面白いことないかなぁ(笑)

まあ、とりあえず気分転換に
ピストの前輪のテンションを少し上げてみるとしましょうか(笑)

先日、山王のロードフレームを使ったシングルスピード車の記事をアップしました。

その記事を見ていただいた方から
「チェンホイールの解説がないけど何を使っているんですか?」と言う質問をいただきました。

ハンドル、ステムやペダルなどを紹介したのに自転車の顔?とも言うべき
チェンホイールを紹介しなかったのには訳があります。

そう、次は、そのチェンホイールで記事を一つ書くつもりだったのです(笑)


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山王のロードフレームを使って組んだシングルスピード車の画像。



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上の画像では、わかりにくいのでチェンホイール部のアップ画像を。

これって、ご存知ですか?
クランクは言うまでもなくスギノのプロダイナミッククランクですね。
ギヤ板周辺は、あまり見かけない部品ですが・・・

プロダイナミッククランクですが・・・
1965年頃のスギノのカタログ(まだコッタード)には「プロダイナミック」と書かれていますが
1973年頃のカタログには「ダイナミックプロフェッショナル」と書かれています。
のちに、またプロダイナミックの名称に戻ります。


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あまり知られていないようですがスギノの「マイティアダプター」
(メーカーの正式な呼び名かどうかは不明)と言う製品です。

これはプロダイナミッククランク(5ピン式)にマイティのギヤ板が取付けられるという
アダプターなのです。

ギヤ板はスギノのマイティコンペティションを使っています。
(「マイティアダプター」または、「プロダイコンペ」等と呼ばれていた事もあるらしい)


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改めて・・・
「①スギノ プロダイナミッククランク+②マイティアダプター+③マイティコンペギヤ板」

私は、この形が大好きなのです。
画像ではシングルスピード車ということで小さめの45Tのギヤ板を使用しています。
もう少し大きい方がスタイル的には良かったかも。


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マイティアダプターを裏面側から見たところ。
今回はシングルで使っていますが裏を見ると、インナーギヤ用の「受け」が有るところから
ロード用のアダプターだという事がわかります。


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本来はロード用ダブルということでマイティコンペティションのギヤ板を2枚セットしてみます。
歯数は50×45T

このマイティアダプター、実はPCDに2種類あります。
もちろん、それはPCD151ミリとPCD144ミリの物です。
今回のサンプルはPCD151ミリのものになります。
ちなみにPCD151ミリの最小歯数はPCD144ミリの42Tに対して44Tになります。


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先ほどの画像、マイティコンペティションのギヤ板2枚ですと内側の枠が重なって
少しデザイン的にうるさくなります。

PCD144ミリなら内側の枠のないシンプルなマイティビクトリーやマイティカスタムの
ギヤ板もセットする事が出来ます。
(穴明きになって、そちらがデザイン的にうるさいと感じる方もいるのかも)


画像はPCD151ミリのアダプターにマイティビクトリーのギヤ板を合わせてみたところ。
アームの長さは同じでもPCDが違いますのでギヤ板固定用のWピンは付きません。
(PCD144ミリのマイティアダプターは残念ながら手持ちがないのです)


ところで、マイティアダプター、いつの頃の製品でしょうか?
私がこの製品を知ったのは1978年前後だったのではないかと思います。
たまたま、サイスポ(バックナンバー?)の読者投稿記事で、この製品を使っているのを見て
欲しくなり、ショップさんで聞いてみると中古だった、これが一つだけあり譲ってもらったのです。


マイティアダプターは手元にある1976年印刷(それ以降のカタログにも、もちろん載っていない)
と思われるスギノの総合カタログには載っていません。

また1965年頃、1973年頃のスギノカタログにも、この製品は載っていないようです。

先ほど「PCDに151ミリの物と144ミリのものがある」と書きましたよね。
これが多少、手がかりになるかもしれません。

両方のPCDの製品があるということはマイティコンペがPCD151ミリ時代にデビューして、
やがてマイティコンペシリーズが144ミリにモデルチェンジした頃に存在していたという
可能性が高いでしょう。
(既に144ミリになっていたが旧製品151ミリの為に販売した可能性もなくはない)

それではスギノ マイティシリーズがPCD151ミリからPCD144ミリに切替わったのはいつなのか?
それがわかればマイティアダプターの年代も、ほぼ確定できる?!
でも、そのマイティのPCD、切替わり時期そのものが私には正確には判らないんですよね(笑)

1973年頃のカタログにはPCD144ミリのマイティカスタム及びマイティビクトリーが
載っていますが・・・。
(1973年頃のカタログではマイティコンペティションもロード用はPCD144ミリになっています)

ずいぶん乱暴ですが以上のわずかな情報から、推測すると、このアダプターが売られていたのは
1970年前後?なのでしょうか?


※私の間違いなどお気付きの点がございましたら遠慮なくご指摘ください。
※詳しい情報など、ございましたら、ぜひ、ご教授ください。

今春も古典ロード走行会「中部」(第5回)を開催いたします。

開催日は4月11日(日)を予定しています。

集合場所、及び走行コースは今回も過去と同じ場所、コースを予定しています。
過去の様子などは書庫「古典ロード走行会」を、ご参照ください。

質問、疑問、参加表明などは、この記事に直接書き込んでいただいて結構です。

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70年代中頃、ヤハマ時代のプジョー(仏)、ショップ用時計付広告看板




古典ロード走行会  基本規則


車種としては古いロードレーサーが対象となります。
今回は、まだ?第5回として、あまり詳細な規定は設けませんが、
下記を基本的な条件として考えていますので、よろしくお願いいたします。

車輌規定
1988年以前の生産、製作のロードレーサー(フレーム)で、
フレーム年代に準じた部品構成が望ましい(出来たら)。
(新しいフレームに古典部品という車輌は不可・・・現在のところ正規には認めていません。すみません)

アウターブレーキワイヤーがブレーキレバー上部から出ていること。
トウクリップ&ストラップ着用(ビンディングペダル不可)
Rエンド幅が126mmまで
Wレバー&バーコン仕様(ロッド式とかはもちろんOK)
タイヤはチューブラでもWOでもOK。


服装、シューズは自由
ヘルメット&グローブ着用が望ましい(最新のメットでOK)
ヘルメットの着用の件ですがレースイベントではなくサイクリングですので
「自己責任においてカスク、レーサーキャップでの参加を認めます」


・参加車輌について
 高級外車?でないと「参加できないのでは」、「参加しにくい」という、ご意見をいただきました。
 まったく、そんな事はありません。
 かえって、皆さんが学生の頃、「乗っていた」、「購入を検討した」というような、懐かしい
 国産普及ロード車での御参加、大歓迎いたします。
(BSユーラシア、ナショナル エスプレッソ、富士オリンピックなどなど見たいですね)
 もちろん、すごーい外車、珍車?も大歓迎。


・前記のように、参加車輌の規定を設けていますが基本的には・・・
 「規定は設けていますが今のところ細かいことは気にしません(言いません)から古いロードを
 お持ちの方は集まって一緒に走って、お互いの自転車を見て楽しみましょうよ」
 というぐらいの感じの気楽なイベントです。
 ぜひ、皆さんのご参加をお待ちしております。


・古典ロード以外で様子?を見にきていただくことも問題ありません。ぜひ、どうぞ。


※参加予定

・タキちゃん    77年デローザ?
・完覇超記録さん コバヤシ
・やま23さん   82年 宮田ルマン
・bikarieraさん   プロトンかプジョー
・田爺さん     ズノウ
・benalpeuさん  ジタンかプジョー
・sannow4713さん 未定
・Mollyさん    丸石エンペラー(68~69年オーダー)
・デモ鳥さん    深谷
・ま・はろみつるさん BSユーラシア 
・コルサ      プジョーではないフランス車

先日、知人からネットオークションへの出品を依頼された預かり品の中に気になる
フレームがありました。
「山王スポーツ」さんのロードフレームで、なかなか良いフレームです。
「譲り受け自分でレストアしたい」とも思ったのですが他にもレストア中のフレームが
ありますので惜しいとは思いながら自分で引き取るのはあきらめました(笑)

ただ、知人にお許しをいただいて少しの間、楽しませてもらいました。


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ロードフレームでしたがシングルスピードに仕上げてみました。
私は、このシングルスピードのシンプルさが大好きなのです。
見た目のシンプルさだけでなくシングルスピードは乗っても意外と楽しめるも好きなポイントです。
最近のようにリヤだけで10枚も11枚もスプロケットのある自転車に乗りなれてしまうと
「街中でもシングルでは走れない」と思ったり、そのように言われたりしてしまいますが
意外や「一枚しかギヤがない」と「頭の中のスイッチが切替わって」しまえば、
(変速操作に惑わされず)それなりに走ってしまうものなのです。
(ただし、ギヤ比は軽すぎず重すぎず、熟慮が必要)
ぜひ、一度、シングルスピード、お試しを。


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フレームは「MIKI」の文字がありますから関西(堺市?)の三木フレーム製のようです。
シートチューブ、上部に貼ってあるステッカーを信じるとすればパイプは
タンゲのクロモリ、バテッドチューブと言うことになります。
いずれにしてもラグメッキ、各部の作りの良さから、それなりのクロモリの
バテッドチューブを使っているのは間違いないでしょう。


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ところで、このフレームは何年頃の物でしょうか?
(知人も中古で入手したらしく手掛かりなし)

リヤエンド幅が120ミリであること、
画像のようにWL台座、
(トップチューブに)リヤアウタートンネルなどが直付けされていないこと、
ブレーキが隠し止めではないこと、
逆にボトル台座は直付けされていること、などから1975年前後のフレームではないかと
私は推測しています。
(もっと古ければボトル台座も直付けされていないでしょうから)


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山王スポーツさんのバッジ式ヘッドマークが良いですね。
上下ラグ、フォーククラウンまでメッキされており、かなり気合の入った
良いフレームだった事がわかります。
うーん、やっぱりレストアしたくなる(笑)


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シートステイ上部は集合ステイになってます。
ピラーは藤田ヒューペルライダー。
もともとミゾには赤、青、緑など派手なペイントが入っていましたが私が中古で手に
入れた時は、既に傷んでいましたので赤一色でリペイントしてみました。

サドルはピラーに合わせて藤田を使うべきでしょうが、たまたまガレージに転がっていた
古いユニカを、そのまま付けてしまいました。


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エンドはシマノのSFエンドでした。
ロードエンドに付くアジャストボルトは外してあります。

リヤエンド幅は先にも書いたとおり120ミリ幅ですから120ミリ幅のピストの
車輪がそのまま入ります。

画像は仮にサンツアーのシングルフリーが入れてありますが、これは後で固定ギヤに交換しています。
固定ギヤは公道で乗るには危険を伴なうことは否定できませんが、
慣れてしまえば足裏?に伝わる独特のダイレクトな感覚はたまらないものがあり病み付き?になります。
同じような古いロードフレームをお持ちの方は、ぜひ試されてみては。
もちろん、ピストフレームでも良いのですが前後に、しっかりブレーキが付く
古いロードフレームの方が簡単で安全です。


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ヘッドマークの画像に写っていたようにブレーキ本体は「グランコンペGC500」を使ってみました。
フレームが70年代中頃と思われるので、それに合わせてみたのです。
そうなれば、もちろんブレーキレバーもグランコンペGC162を使うことになります。

ブレーキといえば意外?だったのは当時もののブレーキゴム(未使用品)が割と良く効いた事。
引きも軽かったです。


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ハンドル回りは日東でまとめました。
ただしステムは、このフレームには少々、年式の新しい物。
サイドのロゴが70年代中頃の、いわゆる旧ロゴではありません。

ハンドルはユニバーシアードB105、古い地球マークの物です。
当時のハンドルは37cm幅が多いのですが幸い39cmの物がガレージに転がっていました。

バーテープが巻かれていないのは、皆さん、ご推察の通り借り物のフレームで、
また、すぐ分解しなければならない為(泣)


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ペダルは私の好きなサカエSP-221。
アルミ製のしっかりしたつくりの本体(プレートも含む)で両面踏み、
リフレクターは付かないペダルと言うのは、あまり見かけません。

シルバン ツーリングと言うペダルもありますが見た目上、幅が広すぎます(笑)
もちろん、靴の幅からみた使い勝手は、このサカエSP-221よりシルバンツーリングの方が
良いのでしょうけど。

ただ、お気に入りのSP-221、キャップがグレーのプラスチックなのが唯一残念なところ。
これってシルバンとかと互換性ないのかなぁ(今度試してみましょう)



さて、乗ってみると、これが思った以上に楽しい(笑)適当に部品を選んで、適当に
セッティングしたポジションがけっこう、ピッタリきました。
普段乗っている最新ロードより、良いポジションが出ていたりして(笑)

ギヤ比は、とりあえず45×16Tにしてみましたがトレーニング目的でなければ、
もう少し軽い方が楽しめると思います。
ただし、私は街乗りのシングルスピードでも、あまりリヤの大きなギヤは好きではないのです。
と言ってフロントを45T前後より更に小さくするのもねぇ・・・。
(で、どうすればいいの、笑)

チューブラタイヤ(安いタイヤでも)の軽快感も、やっぱりいいなぁ。
チューブラタイヤ、最近はピストでしか乗ってないもんなぁ、ピストではタイヤの軽さは
当たり前になってしまっていて、ありがたさを感じ取る余裕がないんですね(笑)

「前回からの続き」

※だいたいの場所
いつも参考にさせていただいている岡崎市立鳥川小学校のHPに載っている
「鳥川 ホタルの里の山歩きマップ」


前回の記事では神明宮を経て犬追(いぬばさ)地区に下山しました。
そこから南東方向に向かう舗装道路を通り、途中から山道に入り「ふっこし峠」を目指します。
ふっこし峠からは林道を通り、(仲間内での)通称、鳥川峠、萩坂峠を経て音羽町へ走りました。


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鳥川 犬追(いぬばさ)地区からは舗装道路がありますが、急坂でけっこう大変です。
必死に登っていて登り口を通り過ぎそうになりました。
小さくとも、ちゃんとした案内板があるので助かります。

登り口周辺の道はよく整備されていますが・・・すぐに道跡らしい形跡は失われてしまいます。


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このあたりは何となく道跡らしい部分もありますが、
実際には、既に、ここまでで一度、道に迷っています(笑)

ガイドマップでは約20分ほどで峠に付くと書いてあったような気がしますが
少々、楽観的な気もするのですが?
(実際、時間を計っているわけではないので確かなことはいえませんが)

この後、完全に道に迷ったと思いました。
杉林で下草がないので、かえってどこが道なのか判らないのです。
道跡はわからなくなり20分近く経ったと思うのですが尾根はまだ遠い・・・。
引き返して出直そうかとも思いましたが、とにかく尾根を目指して登って見ることにします。


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やっと「ふっこし峠」に付く事が出来ました。
登ってきたのは画像、右手の奥側からになります。
途中、道を見失ったものの回りは画像に見えるような下草のない杉林なので、
まあ尾根を目指して登れば良いのですが。

ふっこし峠は現在、鞍部が林道になって土盛りされており古道だったのか、どうかの
手がかりはありません。
途中にも馬頭観音なども見つけられませんでしたし。
ただ、地形的にみれば現在の豊川市萩地区方面(音羽インター東側)から宮崎町方面
(その先、作手を経て豊田市方面に至る)に抜けるルートだった可能性は十分あると思われます。


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ふっこし峠には林道が通っていることは先にも書きました。北に上っていけば水晶山に
登るルートもありますが、それは今回、やめておきます(笑)
ということで反対側に下っていくことにします。
舗装もされており、簡単に人里(舗装道路)まで下れるのではと思いましたが、
そうは簡単ではありませんでした。


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やがて舗装は切れてしまいダートになりました。
地形図を持ってこなかったので、この道が正しいのか、どうか判断がつきません。
そのせいでダートの下りも何となく楽しめません。
(もしかして下った先が行止りなら、また登って戻らなければならないのですから)

もう一つ、楽しめない理由がありました。
それは、先ほどから右手の山から動物の鳴き声が激しいからなのです。
今度は先ほどのようなサルの群れではありません。
それは猟犬の群れが興奮して鳴いている声なのです。
このあたりは禁猟区ではありませんし狩猟期間中なのです。
犬に追われた猪にぶつかりたくありませんし興奮した猟犬にも遭遇したくありませんから(笑)

まあ結果的に猪にも猟犬にもあわず舗装道路まで下る事が出来ました。
ただし、そこではハンターが二人、犬が獲物を追い出してくるのを
待ち受けているところだったんですが(笑)


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林道の終点は通称、鳥川の峠の東側でした。ここから南東にある萩坂峠を越えて
音羽インターの方に向かうことにします。
画像は萩坂峠を北側から見たところ。


距離はたいしたことはありませんでしたが、なかなか充実?した山サイでした。
また、来ようっと(笑)


P.S.
先日、「昨年までは古道でも林道でもシクロクロスばかりだったのに最近は何でMTBなんだ」と
知人に聞かれました。
幸い、知人が楽しみにしていた答え、「フレームが壊れたとか」の理由ではなく
シクロクロスを組替中だからです。
でも組替をはじめたのは2009年の夏の終わりだったか?部品も揃っていた筈だし、
いったい、いつまで組み替えてるんでしょうか?(爆)

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