コルサの毎日がヒルクライム

2010年04月

先日、フロントフォークのコラムを切って欲しいと友人が訪ねてきました。


今回、私はブログで、この作業と便利工具を、ご紹介するべく画像を撮りながら、
ご指導することにし(笑)ご本人に作業してもらうことにしました。


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フォークコラムカットの便利グッズ(工具)、パークツールのSG-6です。

パークツールにはSG-6の他、SG-1、SG-2があります。

SG-6は「スレッドフォーク切断ガイド」とカタログに書かれています。
それに対してSG-1、SG-2はスレッドタイプのフォーク用の工具となっています。
SG-1、SG-2はスレッドフォークを切断する際、非常に精密にカット出来ますし、カット後、
ガイド工具から外す作業で、一緒に、ねじ山も綺麗に、さらってくれると言う便利な物
ですがそれぞれ、各1サイズにしか対応していませんし高価ですから
一般的にはSG-6だけでOKでしょう。
私は、もう何年もSG-6でスレッドフォークもカットしていますが問題が発生したことは有りません。

SG-6には1インチから1-1/4のフォークコラム(パイプ類)をセットする事が出来ます。
ちなみにSG-6のカタログ値段は¥7,171円でした。(カタログが古かったら、すいません)


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SG-6にフロントフォークをセットします。

話はそれますが今回、持ち込まれたこのカーボン製Fフォーク、画像のように
保護用のスポンジ、ビニールが巻かれた状態で実測、330g程度でした(カット前)。
梱包なしなら楽に300g以下でしょうか?
こんな軽量なFフォークで選手が激しいレースを走るのですから
恐ろしい時代になったものです(笑)


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工具にセットしたコラム部分のアップ。
赤い矢印部分のスリットにカナノコの歯が通ります。

切断位置を決めて、コラムにマーキングしたら矢印位置のスリット上から覗き込み、
マークが見える位置に固定します。


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位置を決めて固定したら後は切断するだけです。
確実に固定してあればパイプに対して垂直な切断が簡単に出来ます。
切りながら、ゆがんでいないか、など、切断位置を確認し直す必要はありませんし、
切ることに集中できます。

今回のようにカーボンパイプですと、あまり力任せに切るのは、お勧めできませんが
(繊維がバラけるものもある)アルミパイプなどは、ガンガン切って問題ないでしょう。
(もちろん、アルミでも加熱に注意)
またチタンのパイプはノコ歯が加熱し過ぎて、その結果、熱でノコ歯が、
なまってしまう事がありますので要注意です。
(時間をかけて切断し加熱し過ぎないようにするか、オイルなどをかけて冷却する)


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またまた話が飛びますが、
私が使っているカナノコ(ハンドソー)は「LENOX レノックス(米)」
これが、また大のお気に入り。

それまで使っていたカナノコに比べて精度が高く(ノコ歯の歪みがなく切断面の幅が最小限など)、
これを入手した時は(少々、お高かったのですが)本当に嬉しかったですね。
この、ノコギリについてはいずれ、また機会があったら(笑)


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切断が完了したら、まずはパイプの切断面内部を仕上げておきます。
ホーザンの「バリ取りナイフ K-35」、この工具はパイプの内部のバリを取るのに非常に便利。
替刃には鉄工用、プラスチック用、万能型があり、付属しています。
最近は類似品がホームセンターなどでも売られるようになっているので一度、ご覧になってみては?
それほど高価なものではありません。


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もちろん、バリ取りナイフでなくてヤスリを、かけてもいいんですけど(笑)


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パイプの外側もヤスリでバリを取り、わずかに面取りもして綺麗に仕上げておきます。


以上でフォークコラムのカット作業は完了です。


このSG-6はフロントフォークコラムのカットだけでなくシートポスト、ハンドルバーの
直線部分のカットなど非常に重宝します。
もちろん、自転車以外のパイプ物のカットにも有効です。
興味ある方は、ぜひ精度の良い、カナノコ(ハンドソー)とセットで使ってみてください。
絶対便利ですよ。

近年、シマノのロードコンポのチェンホイールの多くが
「ホローテックⅡ」システムを採用しています。


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ホローテックⅡ(HOLLOWTECHⅡテクノロジー)の感想には今回は触れませんけど(笑)

左クランクは、このように固定されています。

この中央に見える固定ボルト(正式名不明)は、それほどトルクのかかる部分では
ないのですが、なぜか固着して外すのに苦労した事があります。


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当初、シマノで用意されていた工具(クランク取付工具)は、この樹脂で出来た簡単なものでした。
本来は、先にも述べたとおり、それほどのトルクがかかる部分ではなく、
この工具で問題ないとシマノも考えていたと思われます(当然ですが)。

ところが私自身、適正トルクで締めたと思うのですが固着して外れない事が複数回、
発生しました。
また知人、ショップさんに聞いても同じような体験をされている人が多くいました。


その為かシマノは後に(クランク取付工具)「ドライバータイプ」を追加しました。
その説明文には「ドライバータイプで握りやすく微調整が容易」とあります。
この工具は見るからに力が入りそうで2枚目の画像の初期の工具に比べて使いやすいと思われます。

ただ、初期の簡単な工具が「希望小売価格 97円」に対し
ドライバータイプは「希望小売価格 3,182円」もするのです。

「良い工具に金は惜しまない」と言う主義??の私ですがシマノの工具に、
これだけの金額を支払うのも癪?なので(笑)97円の工具を使って改良版?を作ることにします。


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手前右がクランク固定ボルト、手前左が97円の工具。
奥が97円の工具に木製の柄をネジ止めした物。

実は以前にもシマノ以外の一流工具メーカーの工具を使って同様の工具を作った事があります。
その工具は、やはりガレージに持ち込まれた固着したボルトを外す際に変形してしまい
使えなくなってしまいました。
なぜ、そんなにも硬く固着してしまったかは不明ですが十分な強度が、あると思われた
樹脂製の工具が変形してしまってもクランク固定ボルトは、なかなか外れなかったのです。


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今回、知人のT氏が、やはり固着した友人の自転車を持ち込んできて外すことを依頼されました。

聞いてみると自転車のオーナー及びT氏の二人とも、はずす事ができず困っていたのだそうです。

そこで、この自作工具を使ってもらうことに・・・・簡単に外れました(笑)


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T氏は友人達の自転車を何台も面倒見ているくらいのマニアですが、
97円の工具では、どうしても、外す事ができなかったそうです。

今回、私の自作工具で簡単に外れたのに喜んでT氏から依頼され、早速T氏の分も作ってみました。


奥の方は自転車を固定してあれば両手でバランスよく力をかけられるように考えて作ってみた物です。

今回、T氏の依頼で作った物は片手で力をかけるようなタイプで作ってみました。

2種類作ってみた結果、片手式の物で十分だと思います。
見たとおり、角材に木ネジ2本で97円の工具(97円、97円って、少しくどいですね)を
固定しただけなので自作工具と表現するのも大げさですけど(笑)

一応、木ネジは表面に出っ張らないように工具にあけた穴をさらって取り付けていますから
ネジの頭でクランクに傷をつける心配もありません。

柄の部分はガレージに転がっていた18ミリ×18ミリの角材を利用しています。
そのままですと角が手に痛いのでヤスリで簡単に角を落としペーパーをかけて表面を
綺麗にして手に馴染むようにしてみました。

ただし、この手の工具は「外す時専門」に考えた方が良いかもしれません。
締め込みに使う場合は締め過ぎにならぬよう十分、注意した方が良いですね。
締めすぎると摩擦抵抗が増えてクランクの回転が重くなってしまいますから(笑)

前の記事からの続きです。


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benalpeuさんのジタン(GITANE TDR)76年式とのこと。
元々は塗装フレームだった物をレストアしたものだそうでデカールは
海外のショップ?から入手したそうです。
ところで「GITANE TDR」の「TDR」って、どういう意味でしたっけ、何の略?(笑)
トーキョー ディズニーランドのわけないし(爆)

ステムが仮付けなのと部品の時代が若干前後があるのは、ご本人も承知のこと。
でも、そんな細かい?こと気にしなくてもいいですよ。
文句なくカッコよかったです。
メッキに水色のバーテープ、ブレーキアウター類も、お洒落。


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そうそう、ジタンのリヤエンドを、よーく見てください。
ジタンと言えば、この独自のリヤエンド。
アップの画像を取り忘れましたので全体画像からトリミングしておきます。
(その為、画像が荒いのは、ご容赦のほど)

ストロングライト93の太いクランクと意外に似合う?華奢なジュビリーセット。
仕上げの良いチェンホイール、変速機の輝きにメッキのフレームがいいですね。
ちなみにオーナーによればメッキはクロームではなくニッケルメッキとのこと。


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タキちゃんのデローザ。77年式。
タキちゃんによればデローザでトップチューブにブレーキアウタートンネルが付いた最も
初期頃(日本に輸入された)のフレームとのこと。
カンパ スーパーレコード、ニジーカウンタックリム、カンパ アルミフリー(時代は若干ずれるかな)
などで軽量化してあり、イタリアンレーサーで一般的なコロンバスSLパイプ(特別軽量ではない普通のパイプ)の
フレームとしては、かなり軽く仕上がっています。
(実測8,65kg程度)


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Yさんの「宮田・MIYATA 610」 82~83年頃
失礼ながら廉価版自転車ですが、お話を伺うと興味深いモデルでした。

Yさんがアメリカ在住の頃、現地で購入したモデルとのこと(アメリカ輸出仕様の宮田車)
アメリカで購入後、日本に持ち帰り・・・(そこで話は終わらず)・・・
その後、再度アメリカ転勤時に日本からアメリカにわたり・・・
またまた、日本に持ち込まれたのだそうです(要するに日本とアメリカを二往復した)

ペダル回り、サドル、タイヤは変更されているものの他はほとんどオリジナルらしい。


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画像では見にくいのですがフロントに付いた白いリフレクター、リヤの大きな赤いリフレクター、
スポークリフレクター、そして画像のステムに付いた変速レバーなど
アメリカ仕様らしい装備です。


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田爺さんのズノウ 年式不明
もとは比較的、派手?なデカールで飾られていたはずのズノウですが・・・
「デカールなし」だと意外?に「かっちり」して見えます。

チェンホイールのコンパクトさに注目。
これは「試作品のデュラエース10ミリピッチ」・・・ではありませんよ(笑)
オーナーの好みで設定されたコンパクトドライブ?ギヤです。
実車を見るとフレーム(立てパイプ)の塗装に52Tあたりのアウター位置から徐々に
FDのバンドが下げられていったキズが、ついていて笑えました(失礼)


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これは古典ロード走行会用車輌ではなくて田爺さんの「話のネタ車」(笑)

一見、最近(でもないか)、流行の「街乗りピスト」のようにも見えますが・・・
リヤにコースターブレーキを装備しています。
(ペダルを逆転させるとブレーキが掛かるシステムを組み込んだリヤハブ)

フレームはツノダ グランプリのデッドストック(ロード用)
クランクは一見、旧カンパレコードに見えますが・・・カンパのそっくりさんとして
知る人ぞ知るスギノのアストロン。
あまりにカンパに似ていたのが問題になったのか短命であまり見かけません。

ハンドルが、またすごい機構を持っているので下に2枚の画像をアップします。


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普段は、こんな感じで走行します。


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そして収納時(輪行や車内、屋内にしまう時など)は、こんなにコンパクトになるのです(笑)

このハンドルは私の記憶違いでなければ70年代初期にナショナルが自社車輌に
装備する為に設計、開発した物ではなかったかと思います。
(違っていたら、ご指摘ください)

このハンドルが、どのような自転車、グレードのモデルに装備されていたかは知りませんが
当時、ナショナルはユニパックシリーズなど輪行車に力を入れていたと記憶しています。


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今回、私が乗った「プジョーではないフランス車」(笑)
メルシェ 73年頃のモデルだと思います。
これは数年前に発見したデッドストック車でバーテープなどは35年以上前にフランスで
巻かれたままです(オーバーホール、グリスアップは実施済み)。
タイヤ、サドル、ペダル回りは交換していますが後はオリジナルです。

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この自転車については、ガレージなどで見かけた方に、よく質問をいただいたりするので、
またいずれブログで取上げたいと考えています。



雨が心配された今回の古典ロード走行会ですが幸い降られる事もなく走行する事が出来ました。
次回は、また秋に行いますので、皆さん、よろしく、お願いいたします。
(初披露の車輌を準備される方は、じっくりと(笑)

集合場所は集まりやすいと言うことで今までと同じになりそうです。

今までに参加された方はもちろんですが、
まだ参加したことはないけど興味がある、といわれる方、次回はぜひどうぞ。
(過去の様子は書庫、古典ロード走行会にて、ご覧ください)

4月11日は予定通り、「第5回古典ロード走行会」を行いました。
(いつもの昭和の森から矢作川沿い往復コース)

当日、朝は集合地点から名古屋地区周辺~が雨に降られた為、
当日、やむなく参加を断念された方も見えましたが
集合時間を若干過ぎた頃には「もの好きな方」(笑)、いやいや「熱心な方々」に
12人も集まっていただけました。


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集合時間前には雨もやみ、
早くもマニア話に、まずは、ひと盛り上りした頃(これが長い!)には路面も
乾きだしましたので走行会にスタートと相成りました。
(と、簡単に書いていますが、皆さん盛り上がって記念撮影にそろうまで一苦労なんですから 笑)

参加者
Tdotさん、benalpeuさん、タキちゃん、コルサ、bikarieraさん、ペーターさん、Oさん、
Yさん、くさやんさん、ま・はろみつるさん、田爺さん、パフさん


今回、「プジョーではないフランス車で参加」と宣言した私の自転車は、
この画像にヒントがあります。
私は向かって左から4番目・・・「gan MERCIERジャージ」

そういえば左から番目のbenalpeuさんは「gitane」
左から5番目のbikarieraさん「PEUGEOT」のジャージですね。
実はSさんも愛車に揃えたジャージを着用しています。
ただKさんは綺麗なプジョーを複数、お持ちですが今日は雨を心配してジャージ着用だけで
自転車は国産車で(笑)


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スタート直後の「小峠」は、まだ朝の雨で湿っていますね。
気をつけて下っていきます。


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まだまだ、スタートして数キロしか走っていませんが・・・

「恒例の?田爺さんのパンク」発生です(笑)

田爺さんによれば今回、用心して新しいタイヤに変えてきたそうですが・・・
「そんな珍しいことするからですよ?、きっと」(失礼、笑)


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今回は、なぜかパンク、エア漏れが多く・・・
今度は、たきちゃん。
パンクして交換したタイヤが走る前からバーストの図。

未走行タイヤでも古すぎるタイヤは危険です!
皆さん、自分や仲間の安全の為です。
たまに乗るだけ?の古典ロードもタイヤ管理、リムセメント管理をしっかり、お願いしま~す!
古典ロード走行会でもタイヤ、チューブだけは古い物は避けましょう。
(もちろん、その他の整備もね)


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雨の為、スタートが遅れ、途中、通行止めで迂回、そしてパンク等々で時間がかかり、
行程がはかどりません。

食堂を予約しているわけでは有りませんが・・・私、気が急いて「落ち着いて」道中の
写真も撮れません(手ブレの言い訳ですが 笑)


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小渡「おど」地区に着いたところで川原組(コンビニ弁当組)と、
ウナギ屋組に別れて昼食をとります。
ウナギ屋組は、お約束?の「お頭、胆付きのまま焼いた、うな丼」を食します。

今回は矢作ダムアタックは中止(笑)


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帰路は幸い比較的?順調で(笑)
いよいよ、最後の登り坂の前まで戻り休憩する一行。



それでは、参加者の愛車を一挙、公開と行きたいところですが・・・
今回は「初お目見えの車輌にしぼって」、ご紹介させていただきたいと思います。
(それでも画像を撮りそこなった車輌もあり。すみません)

そのうえ、記事が長くなってしまうので愛車公開?は「続編」にて(笑)

いよいよ古典ロード走行会ですが・・・
どうも天気予報が、ぱっとしません。

とは言っても古典ロード走行会は雨でもミーティングと称して予定通り行います。
集合場所、集合時間は変わりません。

集合場所に「あずまや」が有りますので、そちらで自転車の披露、ミーティングを行い
昼食時間になったら近くのお店に移動するつもりです。
(食堂、席の確保の為、少し昼食時間を過ぎてからの移動の予定です)

もちろん、「走れなければ参加は取りやめる」のは、自由ですから雨の場合の
参加、不参加は個々で、ご判断ください。
「雨で他の予定がキャンセルになって」などの「ドタキャンならぬドタ参」は歓迎いたします。

当日の連絡先は
090-4110-1934 コルサまで。


集合時間   9時30分 簡単な自己紹介後、10時頃スタート予定
                 

集合場所   愛知県豊田市の「昭和の森」 第5駐車場です。
        (前回と同じ)
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.16400376&lon=137.20119679&sc=5&mode=map&pointer=on



走行コース  前回と同じく集合地点の「昭和の森」駐車場から矢作ダムまで往復するコースです。
          (短縮コースもあり)

※雨の場合はネタ用の自転車、フレーム、部品、雑誌など余分?に、お持ちください(笑)
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