今回はイタリアのタイヤメーカー、クレメンのワッペン(ワッペンと呼んでいいのかなぁ)
この手の布ワッペン、古い物は刺繍の物が多く、とても手が掛かっているような気がして
なんとなくありがたかった?のですが今回のサンプル(時代はわかりませんが)は印刷です。
なんとなくありがたかった?のですが今回のサンプル(時代はわかりませんが)は印刷です。
クレメンは70年代から80年代初め頃まで自転車レース用のタイヤとして絶大な信頼と人気でした。
(その後、ビットリアなどが台頭してくる)
(その後、ビットリアなどが台頭してくる)
フックや画鋲などでぶら下げて展示販売できるようにビニール袋の上部に
台紙が付いて販売されていました。
1991年12月発行の日本向けクレメン社のカタログ。
小さくて見にくいと思いますが注目していただきたいのは中央の
「PIRELLI Group」
の文字。
ほとんど知られていませんがこの時期のクレメンはピレリの傘下にあったのです。
その為、日本総輸入元はピレリタイヤ輸入元の阿部商会さんでした。
その為、日本総輸入元はピレリタイヤ輸入元の阿部商会さんでした。
ピレリといえば現在、自動車レース、フォーミュラ1のタイヤとして知られていますが
当時はスーパーカーの足元を支えた傑作タイヤP7、P6、CN36などで有名でした。
当時はスーパーカーの足元を支えた傑作タイヤP7、P6、CN36などで有名でした。
91年当時の日本向けクレメンタイヤのラインナップ。
ロードレース用14種(24、26インチ2種4モデル含む)、トライアスロン用2種、
トレーニング用2種(この2種のみWOなのが時代を感じさせます)、シクロクロス用4種。
クレメンには多くのピスト用タイヤもあったはずですが阿部商会さんでは
輸入していなかったようです。
トレーニング用2種(この2種のみWOなのが時代を感じさせます)、シクロクロス用4種。
クレメンには多くのピスト用タイヤもあったはずですが阿部商会さんでは
輸入していなかったようです。
一番高価なヌーボスーパー・セタエキストラ(ロード用)は何と一本、18,000円でした。
クレメンのなかでは一般的な?ストラーダ66は10,500円、スカットは8,400円でした。
クレメンのなかでは一般的な?ストラーダ66は10,500円、スカットは8,400円でした。
反対に安価なのはトレーニング用のブラボーケブラー(WO)3,000円、
チューブラで一番安価なのはロード用のスーパーコンドル3,600円でした。
チューブラで一番安価なのはロード用のスーパーコンドル3,600円でした。
なお、シクロクロス用は6,500円から10,500円となっています。
シクロクロス用のグリホネーベ(10,500円)は私もシクロクロスレースに参加していた頃、
よく使っていました。
ただ、シクロクロス用といってもトレッドのゴムが少し厚い程度で(もちろんパターンは違う)
タイヤサイドはロード用とこれといって変わらず(オープンサイドのまま)石や岩で簡単に
タイヤサイドが切れて使えなくなってしまうのでした。
定価10,500円もする高価なタイヤが簡単にタイヤサイドが切れて使えなくなるのは、
とても悲しいことでした(笑)
よく使っていました。
ただ、シクロクロス用といってもトレッドのゴムが少し厚い程度で(もちろんパターンは違う)
タイヤサイドはロード用とこれといって変わらず(オープンサイドのまま)石や岩で簡単に
タイヤサイドが切れて使えなくなってしまうのでした。
定価10,500円もする高価なタイヤが簡単にタイヤサイドが切れて使えなくなるのは、
とても悲しいことでした(笑)
このロードタイヤと変わらぬ構造から考えるとヨーロッパでのシクロクロスコースは
砂、泥、土の路面しか考えていなかったのでしょう。
(砂、泥、土の路面ならオープンサイドでも、なんとかもつ?)
あるいは石などでサイドカットして使えなくなればピットでどんどん車体交換すれば
よいということだったのでしょうか。
砂、泥、土の路面しか考えていなかったのでしょう。
(砂、泥、土の路面ならオープンサイドでも、なんとかもつ?)
あるいは石などでサイドカットして使えなくなればピットでどんどん車体交換すれば
よいということだったのでしょうか。