当ガレージに70年代のツノダ サターンエースが持ち込まれました。
レストア作業はオーナー(友人)の仕事(楽しみ)ですが、とりあえず分解と
状態の判断などを私がします。
持ち込まれたツノダ サターンエースですが資料を調べてみます。
1976年頃の資料を見ますとツノダのトップモデルは
サターンロード(145,000円)と言うモデルで今回のサターンエース(108,800円)
はセカンドグレードです。
ともにデュラエースをアッセンブルしたモデルでありながら価格に
大きな違いが有ります。
価格については後述しますが、それ以外の大きな違いがありますので
それを先に書きましょう。
サターンロードはチューブラホイールのバリバリのレーサーと言う
位置付けですがサターンエースはWOホイールを装備していました。
これは「修理が難しく入手も難しいチューブラタイヤはいらない」という
本格的レーサー以外の人で、
それでも「レーサースタイルの自転車で軽快に走りたい」という
ユーザーを狙っていたのでしょう。
1976年頃の資料を見ますとツノダのトップモデルは
サターンロード(145,000円)と言うモデルで今回のサターンエース(108,800円)
はセカンドグレードです。
ともにデュラエースをアッセンブルしたモデルでありながら価格に
大きな違いが有ります。
価格については後述しますが、それ以外の大きな違いがありますので
それを先に書きましょう。
サターンロードはチューブラホイールのバリバリのレーサーと言う
位置付けですがサターンエースはWOホイールを装備していました。
これは「修理が難しく入手も難しいチューブラタイヤはいらない」という
本格的レーサー以外の人で、
それでも「レーサースタイルの自転車で軽快に走りたい」という
ユーザーを狙っていたのでしょう。
さて、価格の差について検証してみると・・・
ともにデュラエースを使いながらもサターンロードはデュラエースの
ブラックカラーモデルを使用していること(ノーマルより少し高い)、
フレームがサターンロードはラグ付き、サターンエースは
ラグレス(ラグ代は、けっこう高い)であること、そのほかサドルなども
差別化が計られていたようです。
ともにデュラエースを使いながらもサターンロードはデュラエースの
ブラックカラーモデルを使用していること(ノーマルより少し高い)、
フレームがサターンロードはラグ付き、サターンエースは
ラグレス(ラグ代は、けっこう高い)であること、そのほかサドルなども
差別化が計られていたようです。
さて、持ち込まれたサターンエースの状態ですが・・・
小さな画像でも、おわかりになると思いますが、かなりひどい状態です。
雨ざらしで長期間、打ち捨てられていたようです。
小さな画像でも、おわかりになると思いますが、かなりひどい状態です。
雨ざらしで長期間、打ち捨てられていたようです。
フロントキャリアはもちろん、ノーマルではなくサイクリング用に後付されたものです。
それ以外は、ほとんどオリジナルの部品のままのようです。
それ以外は、ほとんどオリジナルの部品のままのようです。
フロントブレーキ、ヘッドパーツも腐食、サビがひどい。
キャリアは不要なので、いくらさびていても関係はありませんが。
日東パールGタイプ(突き出しに溝入)
Gタイプは突き出しにミゾが入ったパールの上級モデル。
フォークに深く差し込まれていないので抜くことは出来そう。
たいして深く差し込まれたシートピラーが抜けるかどうか?
サドルは太平サドルのELINAという製品。メーカー車の比較的安いモデルに
当時よく使われていました。
エンドはシマノSFエンド、前後ともハブ辺り付近のみメッキ出し。
クレーンRDは、いわゆるⅡ型。状態は、これもひどい。
デュラエース チェーンホイール。
歯数は52-46T。
インナーが大きいのは70年代前半頃までのロードレーサーでは普通のこと。
さて、全てのネジ、ペダルが外れるかどうか・・・
BB回りは赤錆だらけのひどい状態でバラせるのか不安。
ワイヤーリードはシマノ純正品をバンド止め。
フレームのチェンステーブリッジがパイプではなく板式なのも
コストダウンの一貫か?
(パイプより板の方がロウ付けなど作業が簡単)
なんとか分解が終了しました。
ここまで分解するのには、いろいろなドラマが?(笑)
部品の状態は極めてひどい。
表面だけではなく腐食、サビが進行してしまっている部品ばかりなので
磨くよりも程度の良い中古を探した方が良いかと思われます。
RD、BBワンを磨いてみましたが・・・
先に書いたとおり腐食、サビが進行してしまっていますから・・・
再使用することは、なんとか可能ですが見てくれは酷すぎますね。
(あえていえばRDのアルミ部分は、まあまあの状態)
さあ、分解は出来ましたがレストアできるかどうか?
あとはオーナーの情熱しだいですね!
あとはオーナーの情熱しだいですね!