6月7日は田原市の保美貝塚 発掘調査説明会に行っていきました。
保美貝塚は以前にも当ブログで取り上げたことのある遺跡。
渥美半島(愛知県田原市)、3大貝塚(他に吉胡貝塚、伊川津貝塚)のひとつ。
渥美半島(愛知県田原市)、3大貝塚(他に吉胡貝塚、伊川津貝塚)のひとつ。
時代的には縄文時代晩期(約3200~2500年前)の遺跡で、古くから発掘調査が行われており
多くの人骨、石器、骨器、土器などの遺物が見つかっています。
なかでも盤状集骨墓という特異な埋葬方法は三河地区特有の埋葬方法として有名なのだそうです。
多くの人骨、石器、骨器、土器などの遺物が見つかっています。
なかでも盤状集骨墓という特異な埋葬方法は三河地区特有の埋葬方法として有名なのだそうです。
午前中は雨が降ったりやんだりで天気が心配されましたが・・・
説明会の頃には曇り空に。
途中、少しパラついただけで天気は何とか持ちました。
天気もはっきりしないので、どれくらいの人が集まるか?と思いましたが
多くの人が集まっていました。
保美貝塚、B貝塚(A、B、Cと大きく3か所に分かれる)の、ほぼ全景。
(実際には画面手前までもう少し貝層が広がっているらしい)
以前は画面右手に「八幡の森」と呼ばれる木が生えたところがありましたが
調査の為、切り開かれていました。
木を切ってしまったのには賛否あるかもしれませんが・・・
個人的には踏み込めないほど雑木が茂って いて
(それも昔からの雑木ではなく、ここ数十年に生えたものがほとんどだと思う)
、遺跡の様子も分からないのはどうかなぁ、と思うくらいだったので
調査、保存の為に切ったのには・・・まあ仕方ないと思います。
(とはいえ古い大きな木の一本だけは残しておいても良かったような)
国立歴史民俗博物館を中心とした保美貝塚発掘調査団の調査の結果を踏まえて?
説明板も新しくされていました。
(今回の説明会は田原市教育委員会)
今回の調査は保美貝塚の広がり、保存状態を確認するための調査とのこと。
その為、いろいろな方向にトレンチを掘って貝塚の貝層の様子を調べています。
この遺跡から発掘された遺物の展示(一部)
連携して今後も調査していくとのこと。
これからの調査、研究の結果を楽しみにしていましょう。