コルサの毎日がヒルクライム

2014年08月

以前、スピードメーターの記事を,このブログで取り上げたことがあります。


その時の記事↓


古典式スピードメーター その1
古典式スピードメーター その2
http://blogs.yahoo.co.jp/corsa2003sp/24977229.html


古典式スピードメーター その3
その際、取り上げた「スピードメーター」は少年がジュニアスポーツ車などに
取り付けるものがほとんどの稚拙?なメーターでした。
ところが,その記事は少年時代の憧れ、あるいは思い出を呼び起こすことになったようで
私のブログ記事の中でも、特に反響の多い記事になったのでした。


その時、実は取り上げたかったのですがサンプルが見つからなかったものに
フランスのユーレー社のメーターがありました。

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今回は友人のS氏からの預かり品を,ご紹介します。
フランス ユーレー社の物ですが・・・
残念ながら「古典式スピードメーター」ではなく距離だけを表示記録する、
いわゆる「トリップメーター」です。
パッケージは当時の変速機などと同じようなフランスの地図をあしらった
お洒落なものになっています。


当時の「他社の」トリップメーターを知る方は
「スポークに金具を付けてメーターの歯車を回す方式のやつね!」と思われるかもしれません。

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これは、ほぼ同時代と思われるマテックス社のトリップメーター。
「スポークに金具を付けてメーターの歯車を回す方式のやつ」で左下の取り付け
ステーの内側に梱包されている金具をスポークに取り付けます。
その金具がホイールが回転するごとに本体のギヤに当たって
トリップメーターを駆動する仕組み。

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今回のサンプルの付属品と説明書。
今回のユーレーの物はマテックス社のものとは少し仕組みが違います。
まずは2枚目のメーター画像の上にあるリングをハブ軸を中心にスポークに
取り付けます。
このリングの外周にはミゾが付けられています。
またメーター本体にも外周にミゾがつけられたパーツがあり、
その二つをゴムベルトで結ぶ仕組みになっています。
こうしてホイールの回転をメーターに伝えています。
マテックス式は金具が本体のギヤに当たるたびに音がして意外に気に
なるものですがユーレーのゴムベルト式なら、このような音は防ぐことができます。

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今回のサンプルは距離しか表示できずスピードを表示することはできませんが・・・
実はユーレーには多種多様なスピードメーターがカタログに載っています。
画像は1978年のユーレーのカタログの表紙。
中を覗いてみると・・・

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ジュビリー,アルビーなどの変速機と一緒に上の画像のような多くのメーターが
掲載されています。
ただ、これら全てが自転車用と言うわけではないようです。
スピード表示が優に100キロを超えるような物があるようですからモーターサイクルや
モペット用の製品も多いようです。
ちなみに、今回のサンプルのトリップメーターは掲載されていませんでした。
このカタログ(1978)より古いものなのか、新しいものなのか?

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そうそう、今回のサンプルの箱の横にはこのような表示がありました。
いろいろ突っ込みどころもありそうですが・・・
「650-700」の表示が有りますからホイール外径の違いは,あまり気にしていないようです。

※9月3日追記 コメントをいただきました。
ユーレーのトリップメーター本体のプーリーには2段の溝があり、それをかけ替えることにより
タイヤ周長の違いに対応しているのだそうです。
  

今年の年間走行距離目標は5000キロに設定しています。
その為、仕事の前、後など時間を作ってこまめに走っています。
今のところ順調で予定を少し上回るペースで走行距離を重ねています。


いろいろな自転車で距離を重ねていますが調べてみると・・・
一番走っているのがミニベロのダホン!?
1100キロ以上も走っていました。

二番目に走っているのはデローザ アヴァント。(約900キロ)
今のところ二番手のアヴァントですが今後走行距離を伸ばしてトップになるはずです。



そんなデローザ アヴァントですが少し前から悩んでいることがあります。
それはサドル。

若い頃はセライタリアファンで、その中でもフライトチタンが大のお気に入りでした。
ロードだけではなくMTB、シクロクロス車にも同時並行使用しており表皮が擦り
切れてしまうほど愛用し何度も買い替えました。

ところが何年か前から、そのフライトチタンが、しっくりこなくなってしまったのです。
体力の低下によるフォームの変化?、
体重増加による体型の変化?
それとも、もともと硬かった体が更に・・・

とにかくフライトチタンが合わなくなってしまったので、いろいろ試してきました。

結局、現役時代に流行したものの自分には当時合わなかったサンマルコの
ロールスが一番合うように感じそれを使っていました。


しかし、それでも違和感があり・・・最近は、また別のサドルを使っています。


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最近のデローザ アヴァント

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現在、デローザにつけているサドルはブルックス プロフェッショナル(たぶん1980年代)
もともと、ブルックスのサドルは自分に合っていたようで1978年からずっと
いろいろなタイプを使っています。

今使っているのは、以前手に入れたものの最近まで使っていなかった物。
走行距離は、まだ1000キロ未満でしょうか?(他車で使った分も含んで)

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外側ふたつの銅鋲は、レーサーパンツにこすれてピカピカ(笑)
大銅鋲は革に沿うように綺麗に叩いてありますが普通鋲は意外に厚みがあります。

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オイルを塗り(自分の場合内側も外側も塗ります。外側はウェスで、しっかり拭き取ります)
丸棒などで、しごいて馴染みやすくしてから乗ります。
500キロを超えて良い具合になじんできました。
座骨の当たる辺りが、かすかに「へこみ」だしているようです。
自分の乗る革サドルは大体そうで自分の体(お尻)に馴染みだしたということなのでしょう。


ブルックスプロフェッショナル、やはり自分には合うようで最近はデローザに、
付けっ放しです。
乗り心地は悪くないのですが・・・
やはり重量が重いのと周りの目(ほかの自転車乗りたちの)が気になるのが難点ですね!
そうそう、雨の日や雨上がりには乗りにくいのも難点ですね。(サドルへのダメージを考えると)

皆さんは長い間、革サドルを使わない時、どのように保管していますか?

トウストラップで締めておくのを推奨されている雑誌などもありますが・・・
トウストラップの金具部分が当たるとサドル表革に傷がついたりします。
また、ストラップは力強く締められるので、ついついきつく締め過ぎてしまう方も
いるようで金具の部分ではなく革ベルトの部分でもサドル革に傷や跡がついてしまった、
と言う話も聞いたりします。


私もトウストラップで締めておくことが多かったのですが、その際は当て布などで
金具部分がサドルの革に(ピラーなどの金属部分にも直接金具が当たらないように)
傷をつけないようにしています。


ただ、最近はストラップではなく自転車のチューブで革サドルを締めておくほうが
多くなっています。

理由は金具がないのでサドルの革に傷をつける心配がないこと。
またトウストラップの革ベルトより革サドルへの当たりが柔らかいと思われること。
(これも先に書いた通りサドルの革に跡が残ったりすることがある)

ただし使用するチューブは自転車用でも特に細くて薄い700×23C前後(または以下)
のサイズのものが使いやすいと思います。
650A、650BまたはMTBぐらいのチューブになると丈夫過ぎて引っ張りにくく
扱いにくくなります。

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ブルックス プロフェッショナル大銅鋲
この自転車は逆さ吊りにて保管中。
チューブで締める他、トウストラップで締めています。
トウストラップの金具部分は当て布で革サドル、ピラーへの傷つきを防止。

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イデアル90
だいぶ風格が出てしまった(手入れが悪かった・・・)サドルもゴムチューブにて。
一本の長いチューブで前の方と中央やや後ろまで縛ってます。

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古いブルックスB-17スタンダード ナロー
うちに中古出来た時はひどい状態で革のサイドも広がってしまっていましたが
現在は良い状態に。
このサドルは2本のチューブで締めています。
前方部はサイドがベースレールに沿うように。
後方部も一度は広がっていたサイド部が二度と広がらないよう注意して乗らない時は
必ずチューブで締めています。

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ブルックスプロフェッショナル。
前の方はベースレールに沿うように、後方部も広がらないようチューブで縛って保管中。
チューブはストラップより滑りにくいのも使いやすい。

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ブルックスB-17スタンダード。
革が薄いせいか硬かったのにあっという間に柔らかくなり乗り心地も良くなりました。
逆に柔らかいサドルだけに変形もしやすいのではと心配し
サイドが開いてしまわないよう短めのチューブで中央部分を締めて保管。
このサドルの付いた自転車は普段の足として、よく使うのですが毎回しまう時は忘れずに(笑)


タイトルに「革サドルの休養」と付けましたが・・・
保管時(=休養???)の姿がこれでは、とても休養しているようには見えませんね(笑)

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バッグを取り付けて完成。
左はU氏が探してきてくださったもの。
こちらはノーマルのまま蔵王アタッチメントとして使用。
左はリクセンカウル化して活用予定。


日東 蔵王のバッグをリクセンカウルで使えるようにしてみて・・・
キャリア代わりのアルミ板をバッグ側に取り付けたことで
バッグを外して持ち運ぶ時に置きにくい、
見た目が大袈裟(自分で見ても見た目は情けないね)、
若干の重量増などのデメリットもありますが・・・
自分の自転車で多く使っているリクセンに適当な大きさの蔵王が取り付けられ
使えるのはありがたい。

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パスハンター、山間部サイクリングにと出番が多いリッチー スイスクロスに
付けてみました。

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リヤのバッグはリクセンカウル コントアーSF(CO815)
フロントの蔵王と合わせれば自分のサイクリングスタイル(の最大量レベル)には
十分な積載量を確保。

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リクセンならシートポストへ取り付けるアタッチメントもありますので
後部にも取り付けられます。
BSモールトンのリヤにセットしてみました。

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追加加工その1
蔵王のバックの底面にはマジックテープが付いており、これでキャリアに
路面するようになっています。
これによって衝撃などでバッグが跳ね飛ばないように考えられています。
自作品にもアルミ板の底面にマジックテープを貼り付けて固定出来るように
しておきます。(うちのは、外れる心配はないのですがバタつかないように)

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追加加工その2
こんなナイロン織りテープの切れ端とステンレスのリングを用意して。

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バッグ内部にバッグ固定ネジを使って共締め。
これは鍵などを紛失しないよう付けたもの。
蔵王のバッグには小物入れなどが内部についていますがフラップ、チャックなどは
ついていないので用心の為(笑)
そうそう、ナイロン織りテープの切断面、穴あけ部分はライターの炎であぶっておくか
接着して固定しておかないと織りがほつれてくるので注意(笑)

※、この記事、おわり

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先のプレートだけでも大丈夫と思いましたが・・・
1,2枚目の画像を見ていただくと蔵王はバックの背面と底部をパイプ製の
キャリアで受けています。
これを見ると何となく心配になってきました(笑)


ということで、いかにも素人細工ですが変わるものを自作することにしました。


日東のキャリアの幅が45mmぐらいしかないことを考えるとフラットバーで十分かと
思いましたが、たまたま手元にアルミ板がありましたので
これを加工してみます。

材料は300×100㎜で厚さは1.2ミリの物。
厚みが2ミリ以上あればキャリアの幅に合わせてカットすることも考えられましたが
1.2㎜では強度不足? まあ100㎜幅のまま使えば強度は何とかありそうです。


蔵王のキャリアは緩やかにカーブを描いて底部に続いていきますが100㎜幅の
アルミ板を手加工きれいに曲げることはできそうもないので
2か所で折り曲げることにします。


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先に作ったアルミプレートと組み合わせて(仮)完成?

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無骨ですが通常はバッグに隠れてあまり見えませんので見てくれは
良しとしましょう?(笑)
見てくれは良しとしても気になることもありました。
やはり1.2㎜厚では強度が不足している気がします。
何か対策することにします。

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フラットバーを曲げた,こんな部材を用意。

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これを先ほどのアルミ板に固定。
(画像のネジ類はすべて仮止め)

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こんなフラットバーでもアルミ板に、しっかり固定すれば強度がある程度
上がることは実感できました。
ネジ止めでは無骨ですからリベット止めしておきます。

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いかにも素人細工で恥ずかしいのですが・・・
昨日には問題ないでしょう。これで完成としましょう。
あとはバッグを取り付ければよいと見えるでしょうが・・・
バッグを固定する3本のネジの両側は問題ありません。
ただ、画像にも見える上部中央のネジは・・・また、分解して工夫しないと
付かないことがお分かりになるでしょうか。
(裏にはアタッチメントがあるので)

※つづく

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