コルサの毎日がヒルクライム

2017年11月

先日、友人がわざわざ名古屋から訪ねてきてくれました。
念願のモールトン SST-FXのフレームがやっと届き、
組み上がったので披露に来てくれたのだそうだ。

もちろんSST-FXのことは知ってはいたが不勉強で・・・・
どうやらパシュレイのTSRをグレードアップしてフレーム
キットで販売。
(フレームキット価格¥286,200)

各部の仕様を見直してTSRと比べると570g程度も
軽量化されているらしい。
また、TSRというのでお城製とは一切?関係ないのかと
思いきや一部トラスの溶接と塗装はお城で行っている
のだそうです。

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天気が良すぎて影が強くなり写真が見づらくなって
しまいました。
フレームカラーのホワイト、カーボンディープリムの
ブラックにあわせて各部の色にこだわっているのが
わかるでしょうか?

でも、本当の彼のこだわりは細部に。
例えば各部品のネジを見直してシンプルなものに交換したり
場合によってはボルトの頭を旋盤で薄くあるいは
小さく削ったり・・・
その細工はフレーム&フロントフォークにも及び
フリクションプレートのカバーを固定するボルト類の
頭まで薄く削りこまれているようでした。

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愛知県内の低山、峠、林道をMTBバイクで遊ぶコルサ探検隊が
今シーズンも始動しました。
この遊びは寒い時期限定?なので11月頃から活動を初め春を
迎えると終了なのです。

さて、今シーズン最初という事で今回は地元中の地元?
渥美半島衣笠山周辺の林道。
(舗装化が進みダートはほとんどないのですが)
けっこう、見どころはあったと思うのですが・・・
カメラを車に忘れたため、途中の画像はナシ。
車に戻ったところのMTBの画像のみ(笑)

次回も地元の豊橋市か豊川市の山で遊ぶ予定・・・
どこに行こうかなぁ。

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23日は田原市渥美郷土資料館で行われている秋の企画展
「発掘された渥美半島の歴史」
を見学に行ってきました。
入り口には立派な銅鐸が・・・もちろんレプリカ(笑)



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企画展の展示は、この一部屋だけですが常設の展示とあわせれて
渥美半島の古代に興味がある方なら十分楽しめるはずです。

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宮西遺跡から出土した縄文時代草創期の石器。
見事な技術で精巧に作られた石器です。
石器というと黒曜石で作られたものがイメージされますが、この石器の
ほとんどは地元でとれるチャ-トという石で作られているようです。
縄文時代も草創期という事で、まだ交易によって黒曜石(長野県和田峠周辺の)
を、入手できていない時代だったのかもしれません。
もちろん、黒曜石が流通するようになった後の時代も
チャートの石器は作られていたようですが。

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縄文時代のアクセサリー(ブレスレッド?)貝輪。
数十年前は渥美半島の貝塚に行くと運が良ければ拾えたことも・・・

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渥美半島からも銅鐸が出土しています。
これは掘山田1号銅鐸と、なぐさ2号銅鐸。
いわゆる近畿式銅鐸とのこと。

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現在には伝わっていませんが渥美半島はかつて(中世)一大、
陶器生産地であったのです。
六古窯(瀬戸、常滑、備前、丹波、信楽、越前)という古い陶器産地を
表す言葉がありますが中世においては、ここ渥美窯を加えて七古窯と
呼んでも良いのではと私は勝手に考えています(笑)

なぜなら中世、渥美窯の製品は岩手県盛岡市から南は福岡県太宰府に
かけての太平洋岸を中心に発掘されているそうだからです。
また中世陶器で唯一、国宝に指定されている「秋草文壺」は渥美半島で
作られたとする説が有力なのです。

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さすがに今回は国宝、重要文化財クラスの展示はありませんでしたが
渥美窯の中でも有名な壺の破片。
大アラコ古窯から出土した「国司 藤原顕長」の銘などが入っています。

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かつて日本各地から発見されるものの産地がわからなかった「黒い壺」
の産地と判明したのが渥美窯の坪沢古窯。
周辺には多くの窯があり渥美窯最大の窯場ともいわれています。

本来、綺麗に作られているものは販売される為、地元には
残っていませんが坪沢古窯では焼成中に崩落した窯跡が残っており
そこを中心に画像のような比較的状態の良いものが残っているようです。

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渥美にはこのような製品を焼いていた窯跡が今でも多く
残っているようです。
(一説には渥美半島に500以上の窯跡が)
これらは山に行くと落ちているという事で「山茶碗」とも
呼ばれています。
ちなみに私の祖父が開墾した畑からも出土したようで、うちにも
小品が何点か伝わっています。


この企画展は2017年12月10日まで。
この企画展の展示物が出土した遺跡などの位置がわかる地図も載っている
資料も無料でいただけます。
興味ある方は急いで! 

11月19日は古典ロード走行会でした。
寒さが心配されましたが日差しもあり思ったほど寒くはありませんでした。
(温暖で知られる浜名湖だったのが良かったのか)
また、風はとても強かったものの、これも思ったよりは影響を受けず
楽しく一日楽しめました。

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いろいろなイベントと重なったりしたため、今回の参加者は
8人となりました。
まあ、交通量も多いところもあるので適当な人数だったのかもしれません。
今回のコースは古典ロード走行会は初めての浜名湖一周。
三ヶ日インターの南からスタートし反時計回りに浜名湖を一周しました。

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東海道新居の関所跡にて。
私はコルナゴ スーパー(1979年頃)に乗りました。
昨年の骨折および左ひざ前十字靭帯損傷後、以前より前傾姿勢が苦手に
なってしまったのでステムを2センチほど上げました。
格好悪いけど仕方ない・・・

奥はS氏の山口ベニーの高級ロードヴィスコンティ。

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旧有料道路(村櫛舘山寺道路)浜名湖大橋から弁天島、雄踏町方面を
見たところ。

実は、今回の浜名湖サイクリングは私とY氏が1985年、ここでロード
レースを走った思い出を辿るサイクリングでもありました。

1985年12月、Y氏は、ここでインターカレッジ(大学選手権)
個人ロードレースを。
私は同日開催のオリベッティ ツール ド ジャパン第4戦に参加
していたのです。

多分、この辺りに、かつて料金所があり1.2キロ先の中の島(画像の右端の方)
にゴールライン(スタートとも同じ地点)があったはず。
Y氏はインカレで10位に入賞、私は、この辺りで集団2番手をキープしていたものの
ゴールスプリントで敗れ10位入賞を果たせませんでした。
(大集団でのゴール)

思い切りスプリントした、あの時から32年が経ったのか・・・(涙)

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昼食は舘山寺温泉(舘山寺の門前町でもあります)で、ウナギを
いただきました。
画像はコルナゴ越しの浜名湖(舘山寺温泉付近)の湖面の様子。
強風の為、湖とは思えないほどの波が立っていました。

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昼食後、低い気温に、まずは体を暖めようと走りだしましたが体が
暖まる前に・・・パンク。
幸い、この日のトラブルはパンク2件、滝ちゃんの整備不良によるサドルの
緩み1件程度でした。

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今回、初披露で目を引いたのはY氏の山王ロード。
フレーム製作はウェルビー工業とのこと。
初代ブラック デュラエースを装備したもの。

サドルが革の穴明きサドルで少しマッチしていないように思われましたが・・・
サドルが山王のマーク入りであることと・・・
ハンドルが楠木の穴明きバー(メーカー加工)、ステムがグランコンペの
クランプ部穴明き(ホールインワン)、ブレーキレバーもデュラ穴明きなどの
「穴明きつながり」で選んだのだそうです。
そう言われれば「サドルの雰囲気が合わない」とはとても言えません(笑)

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そしてS氏の持ち込んだカールトン。
年式がとても古いだけに、それなりのコンディションではありますが、
オリジナル度も高く素晴らしい1台でした。
ただし、入手した直後ということで今回は走らず。
次回には?素晴らしい走りを披露してくださることでしょう。


参加者の皆様、お疲れ様でした。
次回もよろしくお願いいたします。
もちろん、今回参加出来なかった方、まだ見ぬ?愛好家の方々も
よろしくお願いいたします。

第20回古典ロード走行会ですが天気は問題なさそうなので予定通り行います。
ただし、かなり冷え込みそうなので服装、装備には十分、ご注意ください。


・日時     2017年 11月19日(日曜日)
         9時30分集合 簡単な自己紹介後、10時00分頃スタート予定

・集合場所  浜名湖レークサイドウェイ途中の駐車場 
         集合場所にトイレあり。
         道路両側に駐車できますが狭い駐車場ですから出来るだけ乗り合いで
         お願いいたします。

         https://www.google.co.jp/maps/@34.7807493,137.5688719,17z


         地図に印が入っていませんが地図の中央、「公衆トイレ」のところの
         道路両側の駐車場が集合地点です。
         航空写真に切り替えると、とても狭く見えますが(実際狭いけど)
         航空写真では木が被さっていて見えないところにも少しスペースが
         ありますから、航空写真よりは、わずかに広い駐車場です。
         先に着いた方から仲間の誘導などに、ご協力ください。

         三ヶ日インターからは基本、道なり約3~4キロほどです。
         (途中にコンビニあり)

・今までの様子、レギュレーション等はブログ左側の「書庫」、「古典ロード走行会」の
 過去の記事をご覧ください。
 

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