ずいぶん前になりますがモールトン ミニの修理依頼を受けました。
↑↑、↑その当時の様子がこれ。それなりにヤレは見られますが特に問題はなさそうに見えます・・・ちなみにモールトン ミニは14インチWOというホイールサイズになっています。
↑もともと修理の依頼を受けた理由がこれ。ブレーキレバーを何気なく握ったところ一部がちぎれて飛んで行ってしまいました(メーカーは不明)。これが走行中でなかったのが幸いです。
まあ、当初はブレーキレバーをダイアコンペにでも交換しタイヤ、チューブを新品に入れ替えれば乗車OKでしょう、と軽く請け負いましたが。
その後、各部に問題を抱えていることが判明!
↑↑、↑大きな問題がこれ。14インチWOというあまり流通していないタイヤをなんとか入手。はめかえようと思ってリムを点検すると、このありさま。
前輪はへこみ!、後輪には亀裂!アルミリムとはいえ、どんな、乗られ方をしていたのでしょうか?
この後、14インチWOリムを探すも、なかなか、これといったものが見当たらず、どんどん時間は過ぎていきます。(あまりコストもかけたくなかった)
↑クランク長も気になっていたポイント。モールトン ミニは、なぜか、とても短いクランクが標準装備されています。これは、とても乗りにくいので交換したいところ。(クランク長、測り忘れたけど150ミリ前後だったような)
↑ハブも、たいしたものではありません。回転は滑らかではなくグリスアップして使う気にはなれません・・・
↑前出のブレーキレバーは交換するとして本体は?これも使う気になれないレベルのスチール製。その上、よく見ていただくとわかる通りブレーキゴムがリムに対して平行についていない。どうやらブレーキ本体のシャフトが曲がっている様子。そのうえ、そもそもフォーククラウンの穴が真っすぐ、あけられていないことが原因。それ以外にもフレームの精度は、かなりひどい代物。
さて、このモールトン ミニどうやって修理していきましょうか?
ポイントはコストをあまりかけられないのと各部の規格の問題ですが・・・さて。