ダコルディ(伊)50周年記念フレーム、以前も書いたように1987年に販売されたものですがオーナーは年代相応の部品に特にこだわりはありません。とにかくトレーニングに走る為(でもカッコよく?)そしてコストを掛けないようにレース、トレーニングに使っていた中古のシマノ部品を中心に組み上げていきます。

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↑シマノ部品を中心に・・・と書いたところですがヘッド小物はカンパ コルサレコードが新車からついていました。ただし、点検すると、しっかり乗り込んだこのフレームですからゴリゴリです。それも、交換するかギリギリの感触。ただし、コストを掛けないようにというオーナーの希望もあり迷いに迷ったすえ手を入れて延命治療します。

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↑古いグリスを落としてみると、やはり・・・玉押し、玉受けにベアリングの打痕があります。これはハブやBBのようにベアリングが「ぐるぐる回るところではない」ヘッドパーツにはよくあるトラブル。ベアリングと玉押し、玉受けの当たる位置を少しづつずらしてフレームにセットすることでなんとか気にならないレベルにすることが出来ました。

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↑今回使うのは9速コンポ。何種類か持ち込まれたスプロケットの中で選んだものをクリーニングしていきます。

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↑チェーンは摩耗限界を超えているかも・・・まあ、トレーニング用車だから素早いチェンジではなくても大丈夫ということで洗浄して再利用。

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↑ギヤ板はアルマイト加工の剥がれが発生しているものの歯先の摩耗は大丈夫、まだまだ使えるのでクリーニング。

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↑ハブは高精度ベアリングに入れ替えてグリスアップ。

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↑ブレーキゴムは偏摩耗しているし金属片が食い込んでいます。

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↑ブレーキゴムに食い込んでいる金属片(リムのアルミなど)を、ちまちま取り除いて・・・

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↑ブレーキゴムの偏摩耗を削って全体に整えながら当たり面の古い部分を削り落とします。表面の硬化した部分を削り落とすことで少しは効きが改善されることを願います。

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↑修正したブレーキゴムに各部をグリスアップしたブレーキ本体。

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↑で、いきなり完成状態。オーナーが引き取りに来たのが夜だったので屋外で撮影できず、ガレージの中で。背景がうるさくて見にくくてすみません。サドルは仮付け状態、バーテープ、フレームカラーに合わせて?この後、黒色に交換したとのこと。もう少し手を入れたいところもあったけどコストとの兼ね合いもあって()まあ、オーナーが喜んでくれたので良しとしましょう。