コルサの毎日がヒルクライム

カテゴリ: 友人たちの自転車

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↑右のレバー(RD用)から出たシフトワイヤーは、そのまま右のチェンステーに入っていきます。

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↑シートステーに内蔵されたRDシフトワイヤーは、このように出てきてRDに。

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↑左のレバー(FD用)はシートチューブにさりげなく?入っていきます。

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↑シートチューブの下部からFDシフトワイヤーが出てきます。ということは、FDシフトワイヤーは、ここで180度方向が変わっていることになります。

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↑↑、↑ヘッド固定バンド。ブレーキアウター受けもこのバンドに直付けされています。これも田川さんの手作りですね。

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↑リヤのアウター受けは市販品かと思いましたが、こちらも田川さんの手作りのようです。

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↑田川フォルテ、デモンタブルの各部を5回にわたって見てきました。とても魅力的でサイズが私に合わないのが、つくづく残念です。

まわりにも欲しがる方は多いもののサイズが合う方がおらず、オーナーの意向でネットオークションに出品されることになりそうです。

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↑↑、↑↑、↑ヘッドラグ、シートラグはナベックス コンチネンタルカットラグでしょうか?
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BBラグはコンチネンタルカット風ですがヘッド、シートラグとは雰囲気が違います。

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↑ヘッドマークとフォーククラウン。ヘッドマークはリベット止めもありますが、こちらの方がカッコいいですね。
先に画像でご紹介した通り、ラグはとても良い雰囲気ですがフォーククラウンはマスプロ車のようなもので少々、残念な感があります。

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↑シートステーブリッジ周辺。ブレーキは直付けではなくシャフト取り付けですが泥除けの隠しネジ穴が細工されています。(泥除け取り付けネジが長すぎると当たってしまう)
また、シートステーパイプには補強板が入っています。画像には写っていませんが左シートステー内側にはダイナモ台座と思われるネジ穴もあります。
塗装のはがれから下地がメッキされていることがわかりますが補強板のあたりは腐食が発生しているようです。早く手入れ(レストア、再塗装?)しなくては・・・

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↑エンドはサンツアーのストレートエンドです。

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↑チェンステーの「つぶし」の様子とチェンステーブリッジの泥除け隠し止めネジ穴。

 

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↑フォルテ デモンタブルの当時の広告を見つけました(ニューサイクリング別冊ディレイラーコレクション広告ページより「1981年」)

 

原文のまま書き写すと

全然、手をよごさずにタッタ2分間で分解ができ、フレーム等にキズが絶対つかず、持運びには、車輪そのままで押していける、シンドサを知らない車は、手づくりフォルテだけです。

車輪寸法8~27まで各種制作できます。

ドキッキング法3種パテント申請中

デラックス ¥185.000より

スペシャル ¥250.000より

 

とあります。

広告の画像を見ると前後のハブシャフト部分が重なりステムを回してフロントバッグ、ハンドル部分がサドルの後ろ、後輪の上にうまく納まっていることがわかります。

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↑その前後輪を重ねて収納固定する為と思われる部品が付属していました。

これに前後輪のQRナットをかませて固定していたと思われます。

多分、この部品も広告にあったパテント申請中の一つではないかと思われます。

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↑ステムを緩めてハンドル、フロントバッグを後輪の上に抑える為の工夫がこれでしょう。

六角レンチでバンドを緩めるとステムが動かせステムの向きを変えるのでしょう。

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↑ステムの上はふさがれています。前記のようにステムの固定はバンドで行うのでステムの引き上げボルトは不要というわけです。

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↑↑、↑シートラグの下に変速レバーが直付けされています。通常の場所にWLを取り付けるとフレーム分割の度に変速ワイヤーを分割する必要が発生します。それを避ける為に、この位置にWLを設けています。通常の配置と変わらず右がRD、左のレバーでFDを操作しています。

今回は1981年当時の広告とデモンタブルフレームならではの細部の工作を見ていきました。
次回はフレーム各部などの作りを見ていくことにしましょう。

ナショナルのお陰でデモンタブル自体の存在は比較的よく知られていると思いますが実際手にしている方は少ないと思います。

ナショナル式と細部が違うかもしれませんが(田川さんでも接合部の形状が少し違ったモデルがある)今回のサンプルをご紹介していきましょう。s-DSC_6883

↑走行状態のダウンチューブはこんな感じ。

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↑5ミリの六角ボルトを緩めてパイプをスライドさせます。ダウンチューブの接合部分が見えました。

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↑次にトップチューブの走行状態。分割時にワイヤーの処理をしなくてよいようにWLはシートチューブ上部に取り付けられています。

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↑5ミリの六角ボルトを緩めてフレーム前部を前にずらします。

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↑ダウンチューブが分離し・・・

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↑トップチューブも分離します。

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↑ダウンチューブのBB側、断面。

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↑ダウンチューブ前側の断面。ダウンチューブの断面、前後を見ると内側もずれを防ぐ凹凸状になっていることがわかります。

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↑ダウンチューブの断面は、まあ、予想通りの形状でしたが、このトップチューブの前側、断面はなぜ、このような複雑な形状をしているのでしょうか?私にはわかりません。
もしかして反対側に、これに対応する仕掛けが施されているのかも・・・

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↑珍しいデモンタブルフレームが当ガレージにやってきました。

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↑↑、↑大阪の「スポーツ車の店 田川」さんでオーダーメイドされていたフォルテというブランドです。

(店主の田川氏は2014年に亡くなられたそうです)

田川氏は多くのアイディアにあふれたフレーム(自転車)を作成した方です。

この簡単に分割出来るフレーム(デモンタブル)はフランスのエルスで作られたものが有名で輪行サイクリングが盛んだった70年代中頃の日本でも注目されました。

しかし技術的にも難しい、このタイプのフレームを作るのは大変だったらしく田川氏の他には・・・

大手ではナショナル、それ以外でもトーエイ社ぐらいしか目にすることはありませんでした。

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↑前半部分

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↑後半部分

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↑合体しての走行状態。

このフレーム、ホイールサイズは700Cですがフレームサイズは、いくつぐらいに見えますか?

ヘッドラグの間がこれだけ開いているので530~ぐらいはありそうに見えますが実際にはCTで510ミリしかありませんでした。

これが530~545ミリくらいのフレームサイズだったら自分で買ってレストアするのですが残念ながらサイズが小さすぎます。

700Cホイールで510ミリなのに、これだけヘッドラグが開くということはBB下がりが小さめなのでしょうか?

このフレーム、友人が乗っていた物ですが販売委託でうちに来たものなので買い手を探しています。

ただ、自分の周りに欲しい人はいても、やはりサイズが合いません。その為、いずれネットオークションに出品することになりそうです。どなたかレストアする方は見えませんか?(笑)

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