コルサの毎日がヒルクライム

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例によって少し前の、ご報告です。
12月9日(午後)は豊橋市美術博物館の企画展に行って来ました。
「とよはしの豪族」 ―さとがえり・牟呂大塚古墳と姫塚古墳―
という企画展です。

この企画展は2019年1月6日まで(無料)ですので、ご興味ある方は是非。
今回の展示を見学すると豊橋市内の古墳でも立派な副葬品が出土していることが
わかります。
そういった副葬品を持つことの出来る豪族がいたということが実感できますし、
古くから、豊橋地区は豊かで重要な場所であったであろう、という事がわかります。
(さとがえり・展示された出土品の一部が県外の施設で所蔵されている為)

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↑牟呂大塚古墳より出土した
金銅装心葉杏葉(左)(こんどうそうしんようがたぎょうよう)、耳環(じかん)
牟呂大塚古墳は1879年に発掘され出土品は東京国立博物館の所蔵となっており
今回、「さとがえり」展示となりました。

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↑磯部大塚古墳の太刀、装飾品など見事な出土品。

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↑磯部大塚古墳出土の勾玉やトンボ玉などの装飾品。

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↑老津町の老津神社境内に残る今下神明社古墳、宮脇1号墳からは見事な馬具、
太刀などが出土しています。

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↑二本松古墳群の出土品、右側には太刀、鉄鏃など。
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↑上寒之谷1号墳(かみかんのや1号墳・左)と萬福寺古墳の出土品。
上寒之谷1号墳の馬具(轡)、萬福寺古墳の鳥紐蓋付台付壺のついた須恵器が
気になります。

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↑↑、↑寺西1号墳からは太刀、鉄鏃、鏡、馬具など素晴らしい副葬品が
大量に出土しています。

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↑上向嶋2号墳(画像右側)では金銅製毛彫文が入った素晴らしい馬具が
出土しています。

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↑姫塚古墳の太刀、須恵器など立派な出土品。
こちらは明治大学博物館に所蔵されており「さとがえり」展示となっています。

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↑↑、↑
段塚古墳から出土の太刀。
左上の太刀金具には素晴らしい彫刻が施されていました。

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↑三ツ山古墳出土の大きな円筒埴輪。

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↑牟呂地区の内田古窯(埴輪)、水神古窯(埴輪、須恵器)が焼かれて
いたそうです。
こちらは儀仗形埴輪(ぎじょうがたはにわ)


ご紹介しきれませんが他にも、いくつかの古墳の出土品が展示されていました。
1月6日までですが、ご興味のある方は、ぜひ!!

北陸ドライブ最後の目的地は・・・若狭三方縄文博物館。
鳥浜貝塚などの縄文遺跡近くに作られた博物館です。
鳥浜貝塚から出土した遺物の何点かは先日、ご報告した通り福井県立若狭歴史
博物館で見学しましたが若狭三方縄文博物館にはさらに多くの興味深い出土品が
展示されているのです。

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最初に出迎えてくれるのは・・・
これって何かわかりますか?
若狭町内の湿田の中には約5700~3200年前の縄文時代に生えていた杉の大木が
埋没しているのだそうです。
これも、もちろん、若狭町内の気山地区で見つかった株。

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大迫力、縄文時代の杉の大木の株。
そして大きな株の周りはコンクリートの柱で太古の森のイメージを
演出していました。

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博物館内部の様子。
この周辺の遺跡からは多くの丸木舟が見つかっており、それらの展示が
充実しています。
ガラス張りの床下には発掘中の丸木船の様子が再現されています。

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土器の展示スペースも素敵です。
土器類は造形的に素晴らしいものがたくさんありました。

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順番が逆になりましたが若狭三方縄文博物館の外観。
外観、内部の様子も画像で見ていただいた通り、この建物全体、なかなか
奇抜でセンス良く面白いと思いました。

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博物館の周辺は公園化(縄文ロマンパーク)されており、とても良い
雰囲気でした。
縄文時代の竪穴式住居も再現されており宿泊体験もできるらしい・・・
(残念ながら時間がなく見学できず・・・ぜひ泊まってみたかった)
宿泊はともかく、せめて散策して、この辺りに住んでいた縄文時代の
人達の生活を想像してみたかったのですが。

※つづく、

岐阜市歴史博物館を見学した時点で15時30分過ぎ・・・
迷いに迷い、結論は金華山に登ることにしました。

金華山には麓から、ぎふ金華山ロープウェイで一気に・・・
ただし往復1,080円なり(笑)

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頂上駅から少し歩けば岐阜城が見えてきます。

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さらに歩くと・・・

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金華山からの景色は素晴らしい!
でも険しい山の上によく城を作ったものです。

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素晴らしい景色を撮影しようとする弟子。

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お城に登ると更に素晴らしい景色が。
ちょうど「天使のはしご」が見えていました。

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右の屋根は岐阜城資料館です。

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岐阜城内の展示物を見学。

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17時が下界へ?降りる最終便とのこと。
一本前の16時45分に乗り込む。
ロープウェイから見た岐阜市街地。

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ロープウェイがけっこう急な傾斜を持つ山を行き来している
のがわかります。

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ちなみにこちらは乗る前の15時30分頃、
麓から撮影した金華山、岐阜城。

27日は愛知県埋蔵文化財センターの発掘説明会に行くつもり
だったのですが・・・雨っぽい。
そこで、いろいろ検索していたら文化庁主催?の
「発掘された日本列島 新発見考古速報2018」展が岐阜市歴史博物館で
行われており、その会期が10月31日までなのに気がついて?
しまいました(笑)
この展覧会は毎年、行われており
(場所は全国数カ所で行われ毎年違う場所で行われる)
昨年は弟子と安城市歴史博物館で見ました。

早速、弟子と相談すると「両方、行きたい!」(笑)
それは、もっともですが無理なので、いろいろ迷いに迷った末、
岐阜市博物館に行くことにしました。
(今週は遠出しないつもりだったのですが)

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発掘された日本列島 新発見考古速報2018」展は、ほとんど撮影自由!

新潟県、元ノ木遺跡(もとのきいせき)(縄文時代草創期)の
素晴らしい石槍の数々。

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弟子が食い入るように見ているのは縄文中期から晩期の千葉県加曽利貝塚の
貝塚はぎ取りパネル。
弟子もだいぶ貝の種類がわかるようになってきたが・・・

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同じく加曽利貝塚から出土の独鈷石。祭祀用の道具と言われるが具体的な
用途は不明。

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同じく加曽利貝塚から出土の山形土偶(右)、みみずく土偶(左)そして
左奥は耳飾りというが・・・
耳飾りは、どう見ても大き過ぎ?(耳たぶに穴を開けて装着したと言われる)

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同じく加曽利貝塚から出土の土器類、いわゆる加曽利式土器。

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こちらは私の地元、愛知県田原市の保美貝塚の紹介。
保美貝塚は縄文時代後期から晩期に出来た東海地方最大級の貝塚。

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保美貝塚の出土品。

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九州、福岡県の須玖タカウタ遺跡から見つかった青銅器と製作用の型。
これらは魏志倭人伝の奴国に関係するという説も・・・

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こちらの見事な弥生式土器は三重県の津市、松阪市周辺の
雲出川下流域遺跡群から出土したもの。

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同じく雲出川下流域遺跡群から出土した立派な高茶屋1号銅鐸。

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群馬県藤岡市、神田、三本木古墳群から出土の埴輪。

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福岡県の装飾古墳、王塚古墳の実物大レプリカ。
先日、見学した高松塚古墳やキトラ古墳とは違った装飾の
古墳に見入る弟子。

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福岡県の呰見大塚古墳(あざみおおつかこふん)から出土したという
素晴らしい装飾の付いた須恵器。
小さな壺、その間にイノシシ、鹿、鳥の装飾がついています。

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さて、「発掘された日本列島 新発見考古速報2018」展を見終え
更に続けて岐阜市歴史博物館の常設展を見学して出てくると・・・

岐阜市歴史博物館に隣接する名和昆虫博物館の看板を見つけ大興奮(笑)
自分は子供の頃、昆虫大好き少年だったので、ずっと来たかったのです。
しかし、歴史博物館の見学だけで既に3時間以上が経過し3時半・・・
結局、迷った末に名和昆虫博物館はあきらめ(泣)
ロープウェイで金華山に登ることにしました。

10月21日は天狗党カップ応援後、作手の道の駅で昼食。
午後からは弟子を長篠城と長篠の戦古戦場に連れて行きました。

まあ、二人とも戦国時代は詳しくないのですが地元という事で一度は
現地を見ておくべきだろうという事で連れて行きました。

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駐車場に到着。
もう向こうに見えるのは長篠城跡です。

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長篠城址、史跡保存館

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長篠城址の様子。

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長篠城址、すぐ脇に飯田線が走っています。

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熱心に城址を見て回る弟子。

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紅葉にはまだ、だいぶ早そう・・・

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長篠城址見学の後は、武田軍と織田軍の決戦場、三段打ちが行われた
という馬防柵を見学に行きました。
(最近では三段打ちはなかったとする説も有力)

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戦国時代は、あまり興味がなかったようですが・・・
少しは興味が、わいたかな?(笑)

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毎回、言ってますが・・・
絵にならない男なのはわかっていますが弟子が撮ってくれたので登場(笑) 

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